ウエスタン・リーグで打撃好調を維持しているロサリオ
広島は9月8日、マツダスタジアムで中日19回戦に臨み5対0で快勝した。
投げては前田健太が7回零封でハーラートップタイの12勝目をマーク。打っては四番のエルドレッドが初回に14号2ランを放ち「負ければ対中日戦負け越し」の危機からチームを救った。
ただし、今回もまた「先行逃げ切り」に成功した典型的な勝ちパターン…。8月18日以降、この日までの広島の星取りはこれで18試合9勝9敗となったが、9敗のすべてが「投手陣が3点以上取られたら100パーセント負け」で、その流れは変わっておらず、打線のテコ入れが不可欠な状況が続いている。
そんな中、広島の二軍はこの日、福岡・雁の巣でウエスタン・リーグ首位を行くソフトバンクと対戦。広島は4ゲーム差の2位につけており”本気モード”の激突となったが8対5の打撃戦を制して広島二軍が先勝した。
その原動力となったのが四番DHのロサリオで、2打席連続ホームランの打点4、ただしポジションが「レフト・エルドレッド」と重なっており、9月4日、5日にマツダスタジアムであった二軍戦ではベンチにも入っていなかったのだが、その力強い打力を一軍の”助っ人”にできないのはもどかしい、としか言いようがない…。