広島が最下位の中日に延長12回の末、3-3で引き分けた。
17試合連続ひと桁安打で打線が長期低迷状態にある広島は初回、中日先発の大野から1点を奪う幸先のよいスタート…、ではなく、なおも一死二、三塁のチャンスで梵、下水流が凡退と相変わらず勝負弱さを露呈。
8月に対戦した時、七回にやっと1点をもぎとった大野からけっきょく追加点を奪えず、7回で1点止まりと前回同様に抑え込まれた。
実はひと桁安打が始まったのは8月18日のナゴヤドーム、中日戦から。そこから数えて前日までで8勝9敗と負け越しているが、9敗した中で4点奪った試合が1試合だけ、残り8試合はすべて3得点以下しか奪えず投手陣を見殺しにしている。
今夜も広島先発の福井は8回3失点だったが勝ちはつかず。打線は九回、中日3番手の田島を攻めて3-3の同点にまでは追いついたが、延長十回の一死満塁ではエルドレッド、赤松が連続三振…。
終わってみればチームの安打数はまたしても9本止まりで、雨の中沸き起こる大声援も届かず「3点取られたら勝てない」を地でいく展開に引き込まれた。
ここまで極端に打てなくなった要因として、相手先発の左右などに応じてスタメンを固定しなかった緒方采配をあげる関係者は多い。
今後も相手チームが広島打線に先発左腕をぶつけてくる可能性が高く、ここに至ってなお広島打線の苦悩は続く。
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