シーズンの終わりを告げる、最終行事。
「ファン感謝デー」。
全日本合宿が開始になってる越川さんもファン感謝デーにキチンとご参加。
開始は10時。
開場は9:20。
事前申し込み制になっており、入口前に順番を取る人の列の整理や、フロア席とスタンド席の入口を完全に分けることや、スタンド席になってしまった人へのサービスの徹底など、フロント側の努力がとてもよくわかる感じでした。
フロント側の中心になっておられるのが、永く選手をやられて、その後コーチも務められた、元全日本選手の平野さん。
ファンが『大事にされている』ことを実感できました。
参加者も、プレゼント抽選会の時に、入場時にもらっていた半券の番号が読み上げられるので、それを聞く限りでは600人は超えていた、のかな。とにかく、前年比では考えられなかった人数でした。
本当は、それだけの人数が集っているのですから盛り上がる感じなのに、現役引退者があまりに多くて、私的にはフンイキ微妙…、でした。
Vプレミアリーグは、“看板(社名)”有りきのチームで成り立っており、その中に少数だけ個人でプロ契約をしている選手が居る、という状況。要するに“会社員”なわけですね。
下が入ってくれば、トコロテンのように押し出されてしまう選手が、どうしてもでてしまう。
今回、現役引退する選手の中のほとんどが、来期プレーをしない、ということに一生懸命“納得”しようとしておられるように見えました。
だから、話していても、挨拶にしても、各選手が『悔しさ』を滲み出させておられました。
最年長の甲斐さんですら、「大好きなバレーボールから引退する、もうやらない、ということが…」と挨拶で言葉を詰まらせておられました。
國近さんは、ファンの皆様にお尻を向けて申し訳ないけど、と前置きして、チームのメンバーに感謝の言葉と激励をしておられ、聞いているこちらもグッとくるものがありました。
神田さんは、出番があまりなくて、ピンサ(ピンチサーバー)くらいで、でもファンの方に「ナイスサーブ!」「次も頑張って」と言われて、ピンサでも今の自分がチームに貢献出来るところで精一杯頑張ろうとやってきた…、とまた言葉を詰まらせておられました。
私は、長年バレーボールのファンで、専売広島の頃から見てるけど、「チームを応援する」スタンスからは少し距離を置いていたのですね。
全日本男子がアイドル化し弱体し始めてからは特に熱が冷めてました。
神田さんが急遽故障で出れなくなった助っ人エースの代わりにコートに入り、止められても止められても果敢に打ち抜きに行く姿に久々の感動をして、それから見に行くようになったのでした。
blogにJTサンダーズのことを書くようになって2年半。
今は、JTサンダーズを広島に有り続ける、スポーツの牙城として広く知ってもらい、会場で応援する人がたくさんになって欲しい、バレーボールに興味を持ってもらいたい、と思いながらblogを書くまでになりました。
そのキッカケをくれた選手が神田さんだったのです。
今日のファン感謝デーではホントに寂しくて…泣かないと思っていたのに、もうボロボロでした。
神田さんありがとうございました。
これからも、JT愛・広島愛の詰まったblogを書いていきます!
(文責・ちゃこ)