みなさん、こんにちは!本山歯科医院の本山智得(もとやま・ともとく)です。
きょうは朝から少々、ソワソワしております。みなさんに負けないほどのサンフレッチェ広島ファンの私にとって、クラブワールドカップ、サンフレッチェ広島対リバープレート戦はやはり特別な大舞台…。注目の一戦、今から祈るような気持ちです…。
さて、前回お伝えしましたとおり、このコーナーでは、歯と健康な生活、歯とスポーツの関係、お口のケアで元気な広島っ子を目指そう!…などをテーマに、お話させていただいておりますが、今回は歯とスポーツの関係についての1回目です。
広島で「スポーツ」と言えばサッカーならサンフレッチェ広島、女子で言えばアンジュヴィオレ広島もあります。もちろん野球はカープ!バレーボールもJTサンダーズがあり、バスケットボールは広島ドラゴンフライズの活躍をよく耳にするようになりました。
スポーツが充実している広島県。うちの小学生の子どもを見ていても幼年期から身体を活発に動かす、スポーツに興味関心を持つ子供さんが広島には多いな、というのが実感です。
非常に良いことですよね。そしてここで大事なのが、どのスポーツでも「噛みあわせ」がとても大事になってくる、ということです。
バットを振る、スパイクやシュートを打つ。ボール競技、あるいはボール競技以外でも、奥歯を噛みしめて、一瞬のうちに最大の力を出す、という場面が身体を動かす活動やスポーツでは頻繁にあります。
仮に歯のトラブルで奥歯がない、というような状況になれば、いわゆる「ばか力」が必要な場面になっても十分に力を出すことはできません。厳しい話ですが、それはスポーツにおいては致命的な状況となる訳です。
これまで何人かのプロ野球選手を診察しましたが、投手も野手も奥歯がやはりボロボロ…なんですね。歯が失われた場合、人工的な歯の根っこ(人工歯根)を埋め、その上に人工の歯冠を作るインプラント治療を受けるプロ野球選手も少なくありません。でも噛む力が非常に強いため、うまくフィットしないケースもあり、やはり自分の歯は大事にしないといけません。
スポーツと密接な関係にある歯の健康については、幼少期から大いに注意を払い、お近くの歯科医に何でも相談していただければと思います。
その際、1カ所の歯医者さんだけ、というのではなく、納得いかないケースなどでは「セカンドオピニオン」を聞くために別のところを訪ねる、というように柔軟な対応も必要になってきます。
スポーツと歯の関係については一般社団法人 広島市歯科医師会から小冊子が出ています。次回もスポーツと歯の関係についてお伝えする予定です。
それではみなさん、お口ケアで元気な広島っ子、元気な広島を目指しましょう!
本山歯科医院 院長 本山 智得
歯学博士・臨床研修指導医
医療法人本山歯科医院(広島市中区上八丁堀7-9、牛田行きの広電バス合同庁舎前で下車してすぐ )
www.motoyama-dental.com/index.html
本山 智得
本山 智得 略歴
平成4年3月 大阪歯科大学 卒業
平成7年4月 広島県歯科医師会会員
平成12年4月 広島県歯科警察協議会委員
平成13年10月 医療法人 本山歯科医院 理事長
平成15年4月 広島県歯科医師会 学術部副委員長
平成16年4月 広島大学歯学部 非常勤講師(現在に至る)
平成17年12月 臨床研修指導医(現在に至る)
平成19年4月 広島市歯科医師会 学術部理事(現在に至る)
平成21年4月 広島県警察歯科医会 委員長
平成23年4月 広島県警察歯科医会 専任理事(現在に至る)
平成23年8月 第6管区海上保安本部海上保安歯科医
平成24年7月 保存治療専門医
平成27年7月 広島市歯科医師会総務部理事日本歯科保存学会会員・評議員
日本歯科審美学会会員
日本接着歯学会会員
日本口腔インプラント学会会員
日本アンチエイジング歯科学会 理事(旧日本歯科漂白研究会)
日本レーザー歯学会会員