全国のカープファン20数名が毎年、開幕前に広島のど真ん中に集まり、カープとカープファンと広島を語り”明るい未来”を目指す、第7回コイのサミット(公式携帯サイト田辺一球広島魂主催、ひろスポ!協賛)が3月20日、広島市中区十日市にある「鉄板焼きHaraya」で開催された。
同店で腕をふるう原伸次さんは地元の広陵高校出身。1980年のドラフト4位でカープに捕手として入団し、その後、内野手に転向。代打の切り札として復活したことで知られ。カープが最後にリーグ優勝した1991年には勝利打点13を稼ぎ、日本シリーズではスタメンでも出場した。
1996年からはカープで若手の打撃指導にあたり、投手だった嶋重宣(現西武一軍打撃コーチ)に野手転向を進言したことは有名。その後は地元の中国放送の野球解説者を経て2005年から2006年は中日の打撃コーチも務めた。
その原さんに1991年の優勝当時のチームがどうやってその栄光の座をつかみとったのか?あるいは今のカープにとって大きな課題となっている”繋ぐ打撃”へのカギはどこにあるのか?など、東京都内や名古屋地区、四国地区から駆け付けたカープ女史らが次々に厳しい?問いを投げかけた。
通常のカープ女子らの集まりとはちょっと様子が異なり、全国から集結した参加者は誰も!?赤いモノを身に着けていない…、もちろん服装は自由
「強いチームは個々の選手の状況判断ができています。今、何回で何アウトでランナーがどこにいてカウントがどうか、その状況をね。練習でもいかに考えて振っていくか。気持ちいいバッティング練習はダメなんです。単調な真っ直ぐだけのマシンのボールを打つ時でも、ここはバッティングカウントだと思って打つのか、ノーサインだから1球で仕留めようと思って打つのか、それともただ打つのか。設定をしながら練習するかどうか?秋から石井打撃コーチのもとでそういう練習をしてきて開幕してからどうかを見てみたいですね。黒田やジョンソンが投げれば2点取れば勝てるイメージがあります。その2点を取るプランニングがどうか?ということになります」
原さんは「一発で仕留めること」を要求された現役時代の経験を踏まえながらそう話し、店に訪ねてきて選手とバッティング談義になった時、「進塁打の有効性」を説いて聞かせたエピソードなども紹介した。
大重麻衣アナウンサーの取材を受ける原さん
この模様を地元局の広島ホームテレビが総力取材。原さんはマイクを向けられ「カープの25年ぶりの優勝に向け、ここに集まったファンの熱気がすごい」とコメントした。
広島ホームテレビではきょう3月21日のJステーション、プロ野球開幕前特集でこの取材の模様を放送する。
またカープ女子会の住本明日香さんも登場。コイのサミット参加者とのジャンケン大会などでマエケンのサイン入りお宝グッズなどが全参加者に当たった。
住本明日香さん、遠慮しつつ促されて黒田ユニ着用
なお、コイのサミットでは広島の食を楽しむことも重要な”議案”となっており、サミット少量後は鉄板焼きで広島の食材を満喫…。昼食には広島弁当株式会社から今シーズン用に新たに発売されたCARP応援の駅弁当2種類が用意された。
広島駅弁当株式会社のCARP応援弁当に囲まれ、至極の時を過ごす?参加者
黒田の男気弁当2016年版(1,200円)
2007年に「黒田の男気弁当」が発売されてから9年が経過、現役20年目にして日米200勝目前の右腕をファンの手でも後押しする!今シーズンも「カープで投げる」と決意したその男気に「感動を感謝」して発売されるこのシリーズ第3弾。黒田投手イラストシール付き。
新菊丸弁当(1,200円)
新菊丸は、新井選手、菊池選手、丸選手の”頭文字”から。攻走守3拍子揃った菊丸コンビに全力新井プレーと勝負強い打撃の新井選手を加えた、優勝目指して突き進む3選手応援弁当。3選手いずれかのシール付き。