古巣カープの優勝について熱く語る外木場義郎氏
広島が交流戦から続く連勝を、6月28日のヤクルト戦に競り勝って10に伸ばした。
しかもマツダスタジアムでの9連勝のあと、広島県北部の三次市で開催された地方ゲームで快記録達成!さらに、さらに29日にはマツダスタジアムに戻ってのヤクルト戦が組まれており、日米通算200勝へあと2勝としている黒田博樹の予告先発とくれば、広島の連勝はまだ伸びそう…。
ペナントレースは折り返し点を過ぎたばかりだが、広島の1991年以来、25年ぶりのリーグ優勝が次第に現実味を帯び始めた。
そんな中、1975年(昭和50年)、広島悲願の初優勝の立役者となったOBの外木場義郎氏が27日、広島市内で開催された認定NPO法人の懇親会で広島の優勝確率について言及した。
外木場氏は1974年、3年連続最下位に沈んだ広島にあって310回と3分の1を投げ21完投で18勝をマーク。翌1975年にも17完投で20勝を挙げ最多勝利投手となった。しかも1965年のルーキーイヤーから1972年までの8シーズンの間に完全試合1度を含むノーヒットノーラン3度を記録。時代は違うがその存在感は広島の球史において黒田博樹をも超越する。
外木場氏は現在、認定NPO法人ポラーノ(松村公市 理事長)の少年野球教室での指導を通して子どもたちの健全な育成に寄与するとともに、元投手コーチの鋭い眼力で広島の試合を二軍戦も含めて現地で観戦し続けている。
外木場氏の語る広島優勝への可能性
今シーズンの広島は投打のバランスが非常にいいですね。そして今8ゲームぐらい離していますけどカープについてくるチームがいないように思います。今年は奇跡的なことがたくさん起こっています。私も長く野球をやりましたが、こういうことが次々に起こる時はやはり何かが起こります。一番怖いのは故障ですが楽しみな選手も大勢います。私たちの時は初優勝まで26年でした。今のチームは25年目の優勝を目指しています。その優勝確率は7割以上あると思っています。