★B.LEAGUE B2開幕まで85日
男子バスケットボール、Bリーグの広島ドラゴンフライズは7月1日、岸房康行代表取締役社長(67)の相談役就任と、浦伸嘉代表取締役社長(35)就任を発表した。
広島ドラゴンフライズは2015年3月3日に前回の社長交代を発表しており、短期間のうちにトップが3人入れ替わったことになる。
前回は、チームとクラブをゼロから生み出した伊藤信明代表取締役社長の辞任が認められ、岸房康行氏が新社長に就任した。
国内男子バスケットボール界がNBLとTKbjリーグの統合問題で揺れ動いていた時期でもあり、2013年10月に運営会社「株式会社広島ドラゴンフライズ」を設立し、この年(2015年)からNBLリーグ戦に参入したチームは難しい舵取りを迫られていた。
それから1年4カ月。今回は、Bリーグが昨夏、実施した「1、2、3部の階層分け」作業により「2部スタート」が決まったチームの強化と、チームを支える営業力の格段の充実が強く求められている中での経営陣刷新となった。
トップが一気に30歳以上も若返ったことで、攻めの経営がより大胆に行われる可能性がある。9月24日に開幕する新生、B2リーグで上位2チームに入り、B1昇格へのサバイバルレースを自らの手で切り拓いていくしかない。
そのため、新たな発想のもと「1シーズンで必ず1部へ」という大目標に向け、オン・ザコートでもオフ・ザコートでも短期集中型の勝負が求められる。岸房氏はその幅広い人脈を使って引き続きクラブをバックアップする。
広島ドラゴンフライズへの応援を呼びかける岸房氏(6月27日、広島市中区)
と、同時によりいっそう地域に根差したチームとなるよう、地元企業や学校、地域スポーツスポーツとの関係を密にしながら、経営の安定化を図るためにいわゆるナショナルスポンサーとのコラボレーションも視野に入れて、さまざまな交渉を進める必要もある。
そうした手腕も見込まれて新社長に就任した浦伸嘉氏は広島市東区出身。県内バスケの強豪、美鈴が丘高校から大阪商業大学に進み、bjリーグ元年の2005年には広島県初のプロバスケットボール選手として新潟アルビレックス(現新潟アルビレックスBB)でプレーした。
2006年に引退。2007年、バスケットボール文化の普及・発展を広島で進めるために、㈱U・R・A(Universal・Real・Ability)を設立して、これまでも広島ドラゴンフライズの支援を続けていた。
浦伸嘉代表取締役社長コメント
この度、株式会社広島ドラゴンフライズの代表取締役社長に就任しました浦伸嘉です。クラブ、チームが一つとなり、B.LEAGUE1部参入を目指していきたいと思います。また、2部で優勝できたとしても、経営面が安定しない限り1部昇格することができません。
ますは、観客動員の増加、そしてスポンサーの獲得に尽力していきたいと思います。
最後になりましたが、ファンの皆様があってのチーム、クラブです。
引き続き応援いただけますよう、よろしくお願いいたします。
なお、広島ドラゴンフライズは、B.LEAGUE参入にあたり、チームロゴマークのデザインを変更した。
ロゴマークには 「オフェンス」と「ディフェンス」をそれぞれ意味する「
こうしたクラブ創設当初からのデザインのベース、コンセプトはそのままに、チ
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