田中 聡(たなか・さとし)専門学校・美術予備校で講師をするかたわら、広島を中心にイラストレーターとしても活動中。カープやサンフレッチェのイラストを中心に、日々のあれこれをブログに掲載しています。
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昨夜は残念でした。黒田博樹投手、日米通算200勝をかけたマウンド、金沢での中日戦は6回3失点、負け投手という結果になりました。
すべてが思いどおりにはいきません。でも4月に2度、5月にも1度、黒田投手はチームの3連敗の危機を救ってくれました。
おかげで今シーズンはいまだに3連敗がありません。
昨年の7月7日、チームは36勝38敗1分けで、貯金ゼロで首位に並ぶ巨人と阪神まで1ゲーム差という状況でした。ところがその後、首位とのゲーム差は徐々に広がっていきました。
今シーズンは48勝32敗2分けの貯金16で、ペナントレース独走中!昨年の悔しさをバネにしてここまで理想的な展開になっています。
そして…。
2日後には、カープファンにとって忘れられない日がやってきます。
1996年、7月9日の札幌・円山球場。巨人打線に許した9者連続ヒットをきっかけに、長嶋巨人のメークドラマがスタート…。最大で11・5もあったゲーム差をひっくり返されて、カープナインとカープファンは涙をのんだのです。
今から20年前の話です。
25年ぶりの優勝を目指すチームを指揮する緒方監督は、その20年前のシーズン、レギュラーとしてグラウンドに立ち続け、メークドラマの結末を見届けました。
見上げる夜空にひと際明るく輝く赤い星が見えたなら、緒方監督やカープナインの、カープファンの願いを受け止めてくれた、ということなのでしょう。
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