ストップ・ザ筒香、なるか?広島のドライチ右腕、岡田明丈
DeNAの筒香が「神ってる」広島のお株を奪い”筒神”と化して広島投手陣に襲い掛かる。
7月29日のマツダスタジアム、広島の先発マウンドに上がった野村祐輔は初回と三回、2本の3ランを筒香に打たれ今季最短の四回で降板。試合は19対3でDeNAの圧勝だった。
昨日の第2戦は前回登板で日米通算200勝をマークした黒田が先発。しかし0-0の三回、梶谷、筒香を歩かせたあと連打とスクイズで3点を失った黒田は五回、梶谷と筒香に連続ホームランを浴びて計5失点で負け投手になった。
野村祐輔と黒田で筒香ひとりに2日間で7ラン、DeNA打線全体にはなんと10ランを浴びるという大炎上ぶり。
筒香はとうとう日本人選手史上最多タイの月間16発となり、ヤクルト・バレンティンの持つ18本塁打のプロ野球記録も射程にとらえた。
7月最後のマツダスタジアム、第3戦の先発マウンドにはドラフト1位の岡田明丈があがる。
ここまで3勝をあげ、12試合で防御率3・07と安定感が持ち味の右腕だが、DeNA戦は2度投げて、筒香には6の4とメッタ打ちにされている。
しかもホームランも2発…
5月28日の横浜スタジアムでは0-0の四回、カーブをとらえらえ右中間スタンドに12号2ランを運ばれた。
7月2日の同じくハマスタ。1対0リードの四回に今度はスライダーをとらえられ、同点にされた。
筒香は野村祐輔のインローの真っ直ぐとチェンジアップを、黒田のフォークを軽々とスタンドに持って行った。どんな球でも仕留めるだけのあそびがあるから簡単には崩されない。実際、今回のマツダスタジアム2連戦で「凡打」の記録があるのは2打席だけ。ただ、それとて2本ともあわやバックスクリーンか、というような大飛球だった。
広島はここまで3連敗が一度もない。連敗を回避することで貯金をがっぽりため込んできた。よって、今回も何としても3連敗だけは避けたいところ。だが、昨夜の黒田の失点パターンを思えばだからと言って筒香との勝負を避けてばかりはいられない。