昨季、4勝1敗と中日をお得意さんにした広島の野村祐輔投手(トップ画像説明)
金本阪神に開幕3連戦、2勝1敗と勝ち越した広島は4月4日からナゴヤドームに乗り込んで中日との3連戦に臨む。
相手はいきなり巨人に3連敗。昨季のリーグ覇者、広島の優位は動かない。
だが、今季初先発となる広島の野村は別…。
プロ5年目の昨季、16勝3敗で最多勝を獲得した右腕は、対中日戦も6試合に投げて4勝1敗。ただ、その1敗も今回と同じくシーズン初登板で、それがやっぱりナゴヤドームで、しかも投げ合った相手まで一緒の(予告先発の)若松だった…。
まさに”1年前のきょう”(正確には2016年3月29日)、ナゴヤドームのマウンドに上がった野村は序盤3回をノーヒットピッチング。しかし、六回にビシエド、ナニータに連続二塁打を許し2対2同点に追いつかれると、ランナーを残したまま交代。救援したオスカルも打たれて負け投手になった。
一方の若松は6回を投げて7安打2失点、10個の三振を奪う力投で勝利投手。
ただ、野村はこのあとの5試合で4勝無敗の数字を残し、イッキに勢いに乗ることができた。
それらの思いもひっくるめて開幕3連戦で2、2、3得点とまだ花冷えのする中日打線を相手にどんな投球を見せてくれるのか、が大いに注目される。