開幕前、ニュース番組に出演して「タイトル獲得」のフリップを掲げる森保監督、まだシーズンは始まったばかり、ここからがリスタート。(画像はNHK総合テレビ「お好みワイド」より)
サンフレッチェ広島は4月7日、アウェーの市立吹田サッカースタジアムでガンバ大阪と対戦、開幕から6戦目でついに初勝利をマークした。
5試合で11得点、J1ナンバー2の得点力を誇るガンバ大阪の攻撃をしのぎ、前半を0-0で折り返したことで勝利の女神の心を動かした?
迎えた後半7分、フェリペ・シウバのシュートがバーを叩き、跳ね返りに工藤壮人。頭で押し込みこれが決勝ゴールとなった。
ひろスポ!では前節終了後に次のように記した。
…ベース」になるはずのディフェンスが、セットプレーや1本の縦パスなどで何度も揺らぐ事態となっている。
そこには「焦り」も潜んでいる。サガン鳥栖戦のイエロー6枚に続いて、柏レイソル戦でも4枚のイエローとなった。サンフレッチェ広島の代名詞だったフェアプレーの精神まで揺らいではさらに苦しくなる。
次節、4月7日はアウェーでのガンバ大阪戦。ここで、もう一度原点に立ち還ることができれば空回りしている歯車も噛み合い始めるかもしれない。
ガンバ大阪は浦和レッズの13得点に次ぐ、J1、2位の11得点で順位を3位まで上げてきた。本来なら第5節を終え2位から6位に名を連ねる、鹿島アントラーズ、ガンバ大阪、浦和レッズ、FC東京、川崎フロンターレの面々とサンフレッチェ広島も競っているはずだった。
幸いこの上位組との対戦は全10戦すべて”残してある”。この5強に負けないだけの戦いができれば、自ずとチームの「ベース」は積み上げられていく。
引用は以上、次節の横浜F・マリノス戦と、その次のベガルタ仙台戦はホームゲーム…。ホームのサポーターに遅ればせながら2勝をプレゼントできれば4月30日のアウェー戦、FC東京戦がいっそう楽しみになってくる。