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2018年03月04日
編集部

城福サンフレッチェ、埼玉スタジアム2002で浦和レッズ相手に逆転勝利!あの日から今日までの思いを2ゴールに込め、そしてこの先も…

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柏 柴崎
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※この記事は速報に加筆しています。

柴崎や柏も、サポーターも、みんなあの時のことは覚えている。忘れたくても忘れられない。

2017年7月1日、J1第17節、舞台は同じく埼玉スタジアム2002。0-2から3-2、試合をひっくり返したのに最後はアディショナルタイムに4点目を決められた。17位は変わらず、勝ち点10も変わらず。

そして2日後、森保監督に解任が伝えられた。7月4日、メディアに「退任のお知らせ」のメールが発信された。

あとを引き継いだヨンソン監督は時間のない戦いの中で何人かのキーマンをピックアップした。その中には稲垣もいた。

サンフレッチェ広島は最終的に16位のヴァンフォーレ甲府より勝ち点1だけ多く挙げ、多くのものを手にして2017年シーズンを終えた。

明治安田生命J1リーグ、第2節
サンフレッチェ広島は3月4日、4万1000人を超えるサポーター渦巻く埼玉スタジアム2002で再び浦和レッズと対戦した。

第1節で引き分けた浦和レッズは初勝利を目指す。

サンフレッチェ広島は開幕2連勝を狙う。

サンフレッチェ広島スタメン
GK 林
DF 和田、野上、水本、佐々木
MF 稲垣、青山、川辺、柏
FW パトリック、ティーラシン

浦和レッズは右サイドからマルティノスを使い再三、チャンスメイクを試みる。

サンフレッチェ広島は前半37分、柏からパトリックに繋ぎ、パトリックはそのまま敵陣に侵入、槙野のスライディングタックルでパトリック転倒、しかしCK。

その流れから今度はパトリックがグラウンダーの鋭いクロス、真ん中に詰めた川辺に合いそうだったがシュートにならず。

前半43分、マルティノスに粘られ、遠藤からのクロスに青木が頭で押し込み浦和レッズ先制。青木ノーマーク…

前半のボール支配率はサンフレッチェ広島32パーセント、浦和レッズ68パーセント…

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両チーム、メンバー交代なしで後半へ。

前半、ボールを保持できないサンフレッチェ広島は、前日練習で繰り返したサイドからのクロス、前線に詰めてのフィニッシュの形が作れなかった。

城福浩監督が後半10分、早めの決断。ティーラシンを下げ、柴崎をピッチに送り込んだ。

前でパトリックと孤立気味だったため、ツートップからパトリックのワントップに変更。相手の懐が窺える位置でボールが繋がり始めた。

後半21分、青山のスローインから川辺がドリブル。相手と競り合いながらゴールへ迫る。そしてシュート。これを相手GKが足で跳ね返すがそこに柴崎。左足を振り抜き同点になった。

その3分後には青山に替えて吉野がピッチへ。浦和レッズもマルティノスとズラタンの交代を告げる。ここから互いにシフトアップ。

後半35分、パトリックが頭で落としここでも川辺。ドリブルで切り込み、転倒…。相手がクリアするところに稲垣が詰めて”ブロック&キック”。これで勝ち越し…。

浦和レッズは2人目、3人目の交代枠を使う。

武富と李がすぐにゲームの中に入ってくる。

李から武富へ。稲垣のマークも及ばずシュート…はクロスバー直撃だ。

後半42分、川辺が下がって工藤がピッチへ。タメを作りながらも攻める工藤。アディショナルタイムは4分。

攻める姿勢を崩さないパトリックは相手GKと1対1に持ち込みシュート。これを西川が懸命に止める。

さらに李のシュートは林がキャッチ。そしてタイムアップとなり、サンフレッチェ広島ベンチに「よっしゃー」の声が響くと同時に城福監督のガッツポーズが飛び出した。

試合後の城福監督の話

厳しい戦いでしたが選手がよくやってくれました。(柴崎投入は)ボールを握れると判断して、布陣を変えました。今日、後半戦を盛り返せたのは大きな成果。これを90分間、通してできるようにしたい。

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