佐伯総合スポーツ公園野球場にやってきた中村奨成を出迎えるファン(トップ画像)
ウエスタン・リーグ、広島対中日戦(特定 非営利活動法人ポラーノ主催)が4月15日、廿日市市津田にある佐伯総合スポーツ公園野球場で開催された。
同球場ではこの時期、広島の二軍戦を毎年開催している。もちろん、いつも大賑わい。しかし、前売りでチケット完売となったのは今回が初めてだった。
広島県廿日市市と言えば、今やインバウドの聖地!?安芸の宮島で有名…。その対岸にはカープ二軍寮のある大野練習場もある。その大野練習場から徒歩10数分の場所に、広島のドラ1ルーキー、中村奨成の実家がある。
廿日市市のHPに連載される「はつかいち人」でも中村奨成は紹介されている。大野シニア時代について「同じ小・中のチームメートと、親しみのある中、自分の大好きな野球をのびのびやらせてもらいました」と振り返っている。
そんな廿日市市の星が、待望の地元凱旋を果たした格好。「七番・キャッチャー中村奨成」の場内アナウンスにスタンドが沸いたのは言うまでもない。
注目の第1打席はきっちり四球を選んで出塁。そのあとは四球、二ゴロ、二直と無安打ながら盗塁を決めてまたスタンドから拍手を送られた。
守っては5人の投手をリード。試合の方は10対4で広島の勝利!
そのあとは、グラウンドに集まってきた子どもたちを相手に、地元への感謝の気持ちを込めて野球教室に参加した。
スタンドぎっしり
「七番キャッチャー・中村奨成」の場内アナウンス…
大声援を受け打席へ
このスイング…
熱戦のあとは…
子どもたちにはお待ちかね、野球教室
なかなか見られない光景…
ケムナ・ブラッド・誠”投手”もこの笑顔
佐伯総合スポーツ公園副公園長 青山尚史さんの話
前日の雨で開催が危ぶまれましたが、早朝から、多くのスタッフで砂入れなどグラウンド整備を続け、定刻通り開催することができました。ただファンのみなさんには申し訳なかったのですが、サイン会は中止とさせていただきました。廿日市市の市制30周年を盛り上げようと、我々としても張り切って準備してはいたのですが、中村奨成選手のおかげで予想以上の盛り上がりになったと感じています。
この界隈でこれだけ多くの方に来場していただけるイベントはありませんので、地域の繋がりや、遠方からも来られるファンのみなさんとの交流を図る意味でも有意義な一日になりました。カープナインのみなさん、スタッフ関係者のみなさんのご協力のおかげで野球教室も子どもたちの元気な声が飛び交う素晴らしい時間となりました。改めてこの日の運営にご協力いただいたみなさまにお礼申し上げます。ありがとうございました。