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2018年11月10日
編集部

J2降格危機のV・ファーレン長崎は新スタジアムでJの荒波乗り越えて…サンフレッチェ広島はWの悲劇か…

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サンフレッチェ広島
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トップ画像は長崎県北部の平戸市にあるV・ファーレン長崎・高田社長の実家の佇まい

※V・ファーレン長崎:V・ファーレンの「V」はポルトガル語で勝利を意味するVITORIA(ヴィトーリア)とオランダ語で平和を意味するVREDE(ブレーダ)の頭文字、「ファーレン」(VAREN)はオランダ語で「航海」。

 

明治安田生命J1リーグは11月10日、16チームが第32節に臨む。首位を行く川崎フロンターレはセレッソ大阪と対戦。勝てばJ1連覇が決まり、サンフレッチェは”Wの悲劇”に見舞われる。

Wの悲劇。

ひとつ目はまだ優勝の可能性のある時点では、触れる必要はない。

もうひとつの悲劇はピースカップで盛り上げよう!と切磋琢磨を約束した”宿敵”長崎に、新スタジアム建設で大逆転負け!を喫したことである。

そのV・ファーレン長崎は現在、J1最下位で最もJ2降格の可能性が高い。今節、横浜F・マリノスと対戦するV・ファーレン長崎は敗れると17位以下が確定して、自動降格となる。

サンフレッチェ広島も昨年の今ごろは同じく、あとのない状況だった。

だがサンフレッチェ広島とV・ファーレン長崎ではその背景が大きく違ってきた。

V・ファーレン長崎の将来を見据えた場合、おそらく最も大きなニュースが飛び込んできたのは11月1日のことだった。

三菱重工とV・ファーレン長崎の親会社であるジャパネットホールディングスが長崎市にある「長崎造船所・幸町工場跡地」の売買契約を正式に結んだのである。

かつて、デオデオ(現エディオン)がサンフレッチェ広島を経営危機から救うために「火中の栗」を拾ったのと同じように、ジャパネットが炎上寸前の地域密着型スポーツ文化の危機を救ったのは2017年3月のことだった。

当時のV・ファーレン長崎は数々の危機に直面。累積赤字が膨らんで選手、社員の給料未払いが懸念されていた。

そこに「育ててもらった地元への御返しのため」と手をさしのべたのが、ジャパネットの創業者である高田明氏だった。5月、全株式を取得してクラブを子会社化。資金力に心配のなくなったV・ファーレン長崎はそのまま突っ走り、J1昇格の歓喜の時を迎えた。

だが、Jリーグは甘くない。まさに群雄割拠の戦国時代。サンフレッチェ広島のように1年でJ2降格の危機からJ1優勝争いを演じるクラブもある。あすどうなるか?どのクラブもそんな中での経営を強いられる。

だからこそ大事なのが広告スポンサー拡大、物販増大、すべての売り上げ増につながる集客能力の向上が最大の課題、ということになる。

ゆえに、広島や長崎のようにスタジアム問題で出遅れたクラブにおいては、新スタジアム問題は避けて通れない。

そして、驚くべきことにV・ファーレン長崎は2017年4月の高田明社長の就任からわずか1年と半年で正真正銘!「新スタジアム構想」から「新スタジアム」建設へと大きく舵を切ったことになる。

長崎は新スタジアムの2023年完成を目指すという。

ならば広島も最低でも”それに合わせるべき”であるし、長崎のケースのように今ある巨大工場施設群を整地にする作業も必要ないから、長崎より先に完成してもなんら不思議ではない。

ひろスタ!特命取材班&長崎特捜班

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