広島ドラゴンフライズが12月22日からの第14節を前に大変なことになっている。
広島ドラゴンフライズのここ9試合の星取りは…
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現在4連敗中だが、その最初の負けで開幕から守っていたB2西地区首位の座から滑り落ちた。ただし、勝率では首位に立った熊本ヴォルターズと並んでいた。しかしさらに3連敗。熊本ヴォルターズに3ゲーム差をつけられた、あっという間に、だ。
熊本ヴォルターズのここ9試合の星取りは…
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さらに12月21日にひと足早く第14節GAME1を消化した島根スサノオマジックの星取りはここ10試合で…
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そしてこの日(21日)、島根スサノオマジックが愛媛オレンジバイキングス に91-74で快勝したため広島ドラゴンフライズは3位に後退、1試合消化が少ない広島ドラゴンフライズだが、”3位はない”だろう。B2優勝を目指しているのだから…
皮肉でも何でもないが、せっかく各種スポーツがひしめいている広島なのだから、サンフレッチェ広島の今季を振り返りをここに添付する。
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上記記事では、全34試合、ホーム&アウェーでの対戦となるJ1リーグ戦で、サンフレッチェ広島は前半快走、”ネタばれ”した後半はまったく勝たせてもらえなくなった、ということが記されている。
無論、そんなに簡単な話ではないのだろうが、大きな傾向としてはそうなった。
B.LEAGUEGでは、この話はそのまま当てはまらない。
B2は3地区に分かれそれぞれ6チームずつ(計30試合)。同一地区内で6試合、他地区とは2試合ずつ(計24試合)。さらに試合数を60にするために残り6試合は他地区の任意の3チームと2試合ずつ行う。
広島ドラゴンフライズは開幕から8連勝をマーク。最大のライバル、熊本ヴォルターズとの水曜開催の1試合に敗れたあと、また7連勝した。
その7連勝のラスト1勝が第9節、11月17日の仙台89ERS戦(福山)で89-86の際どいスコアだった。
翌18日のGAME2は60-75で敗れた。第4クォーターで17-32と大量失点。嫌な負け方になった。この時、仙台89ERSは東地区の首位。要するに首位対決だった。仙台89ERSも今は3位に沈んでいる。
第10節、11月24日のファイティングイーグルス名古屋戦(名古屋)では67-92のスコアで大敗を喫した。得失点差マイナス25は今季ワースト。翌25日も93失点だった。広島ドラゴンフライズは第9節まで一度も失点90点台はなかった。
開幕6連勝までは同じ西地区が相手だった。仙台89ERSは東地区、ファイティングイーグルス名古屋は中地区。
迎えた第13節、12月15日、16日の金沢武士団戦も69-75、80-89で連敗。これには選手も尺野将太ヘッドコーチも衝撃を受けたはずだ。現在、金沢武士団は借金10で中地区5位。極端は話、長いリーグ戦とはいえ取り返しのつかない連敗と言っていい。どこもB1に上がりたくて必死なのだから…
なお、広島ドラゴンフライズの第1節から第6節まで、言い換えれば開幕から10月末までの1試合平均得失点は、81点と72点(小数点以下四捨五入)。
それが第7節から第13節まで、11月と12月のここまでは77点と82点で失点が大幅に悪化。
1勝7敗となっているここ8試合では72点と84点。相手を60点台に封じてディフェンスからオフェンスにもっていくはずの広島ドラゴンフライズの戦いは、まさに危機的状況を迎えたまま、年内ラスト4試合を迎えることになる。
なお”3強”の年内の対戦は次のようになっている。熊本ヴォルターズと島根スサノオマジックが熊本ヴォルターズのホームで激突するが、星の潰しあいとなるのか、それとも…
12月22日
広島ドラゴンフライズ-アースフレンズ東京Z(中地区4位)
島根スサノオマジック-愛媛オレンジバイキングス (西地区4位)
熊本ヴォルターズ-ファイティングイーグルス名古屋(中地区2位)
12月23日
広島ドラゴンフライズ-アースフレンズ東京Z
熊本ヴォルターズ-ファイティングイーグルス名古屋
12月29日
熊本ヴォルターズ-島根スサノオマジック
12月30日
熊本ヴォルターズ-島根スサノオマジック
広島ドラゴンフライズ-青森ワッツ(広島サンプラザホール)
12月31日
広島ドラゴンフライズ-青森ワッツ(広島サンプラザホール)