画像はプロ初先発するアドゥワ誠
広島のアドゥワがプロ3年目で初先発する。4月22日、マツダスタジアムである広島-中日4回戦、予告先発は広島がアドゥワ、首位巨人まで1差としている中日は1勝1敗の大野雄。
アドゥワはプロ初の一軍昇格となった2018年、いきなり中継ぎで53試合に投げ6勝2敗、防御率3・74でチームのリーグ3連覇に貢献した。
2月のキャンプからは主力組の中で長いイニングを投げるための調整を続け、ここ1カ月は二軍でその”腕”を磨いてきた。ウエスタン・リーグでは開幕第2戦、第6戦とハイペースで先発調整。4月6日のオリックス戦まで計4試合に先発して3勝1敗、防御率1・80と結果を出した。計30回を投げて奪三振は7。打たせて取るピッチングが持ち味だ。
ただ、12球団最高のチーム打率2割8分5厘の中日打線を抑えるのは容易ではなさそう。平田、京田、大島、ビシエド、アルモンテ、高橋とほぼ不動のオーダーを組み、上位4人は打率3割をキープ。大島はリーグトップの8盗塁で出塁率も4割台と高い。平田は一番だが得点圏打率が3割5分0厘。
マツダスタジアムでのDeNA戦3連勝を含む4連勝で借金を4まで減らし、勢いに乗りたい広島だが、先発投手陣の中では開幕ローテ入りしていた岡田が2試合投げただけで二軍降格、同じく3試合に投げて0勝2敗の九里もローテを外れており先行きに不透明感…は否めない。
4月末からの12連戦に向けて20歳の右腕の満を持しての先発投入の結果が注目される。中日はチーム防御率3・34もリーグトップ。打線の早い回での援護にも期待したい。(ひろスポ!・田辺一球)