画像は中央公園、中央奥に広島城が見える
広島の新サッカースタジアム建設場所となってる広島市中区の中央公園自由広場とその西側に続く芝生広場で9月17日、広島城の堀など地下に埋没されているとされる遺構の試掘調査が始まった。調査は3カ月間の予定。
担当するのは広島市の市民局文化振興課。中央公園がスタジアム建設候補地となる遥か以前より、この地に広島城の堀ややぐら台の跡などの文化財が眠っている可能性が高いことは市議会でも指摘されていた。
5月30日の松井一実市長、湯崎英彦知事、広島商工会議所の深山英樹会頭(3者)によるトップ会談での基本方針決定から4カ月を経て、やっとスタジアム建設に向けた目に見える動きが初めて報道陣に公開された。
試掘は広島城寄りの中央公園東側で7カ所、本川そばの公園西側で3カ所実施される。
川と堀は密接な関係にある。中央公園の地面の下を掘れば様々なものが出てくるだろう。
文化財保護の観点からも、スタジアム建設スケジュール厳守の観点からもこの問題が時と場合によってはクローズアップされる可能性ある。
なお、下記、ひろスポ!関連記事には広島城の遺構が「ざっくざく」出てくる、とある。
ひろスタ!特命取材班
広島市都市整備局 公園整備課 スタジアム建設担当 北山孝文課長の話
-試掘調査結果はスタジアム建設に基本的には影響しませんか?
「基本的には」そうですね。どんなものが出るかを見て、というのが事実なのですが。
-スタジアム完成時期は(2024年春と)決まっています。
(遺構が)出るであろうとは言われていますが、着工までまだ1年、2年あるので、そこで何とかできないか、そういうやりとりを(市民局文化振興課と)することになると思います。
ひろスポ!関係記事
広島のサッカースタジアム建設地!と松井市長、湯崎知事らが基本方針まとめた2日後、NHKが「中央公園試掘調査」報じる(2019年6月3日掲載)
hirospo.com/pickup/56816.html