10月13日、東広島運動公園体育館であったFイーグルス名古屋戦を前に朝山正悟主将とハイタッチする寛田チームドクター(画像右)
ひろスポ!では広島ドラゴンフライをチーム発足当初からサポートを続けるチームドクターの寛田司氏(飛翔会グループCEO、医療法人社団飛翔会 理事長)に、専門的な立場からの見解などをシーズンを通して聞いていく。
今回はその2回目。10月13日、東広島運動公園体育館であったFイーグルス名古屋戦に勝ってチームの連勝が7に伸びた。
-開幕からこれで7勝1敗、しかし次節は中2日の水曜開催、そのあと週末は青森ワッツが待つアウェー戦です。
寛田 コンディション的には今は非常にいい状態です。ただ、連戦が続くのでそれを見越して今は早目に動いています。問題は青森でしょうね。気候の問題もありますし、移動の問題もあります。一昨年、11月下旬にお邪魔した時は冷え込みも厳しくて大変でしたよ。今回はまだ大丈夫かな、とも思いますが…
-オンザコートでは強敵、Fイーグルス名古屋を相手に東広島で連勝しました。
寛田 まだ、まだこれからですよ、ディフェンスがいい時、悪い時がありますからね。開幕からこれで8試合。新しく加わった選手が多い中で、少しずつ意識統一が進み、いい感じになっているとは思いますが、それでもうまくいかないこともありますからね。でも、苦しい時間帯があっても、結果的にはこうして勝ってきているわけですし、よく選手たちは耐えていると思いますよ。
-堀田剛司ヘッドコーチは、チームとしていいスタートは切れたけども昨年のこともあるので、連勝は気にせず「1試合1試合」をきっちり戦っていきたいと話しています。
寛田 そうですね。レギュラーシーズンは全60試合。まだ始まったばかりですしね。それにこのあともそうですが、金曜土曜とか月曜火曜など不規則な日程でゲームがありますからね。コンディション的に気をつけないと…これはもう仕方ないことなのですが、選手のリカバリー(回復状況)を考えるとけっこうしんどいんです。もちろんそれを乗り越えていかないといけません。大事なのは、それがシーズンの最後の方で響いてこないようにすることですが、まだ始まったばかりですから、当面はケガ人の心配…今回もちょっと相手のラフなプレーが多かったので…
-選手の雰囲気などはどうですか?
寛田 今はチームのムードがとてもいいですね。あとは朝山主将が言ってましたけど「勝ちグセがついて、のほほんとしてしまう、みたいなのは危険だ」と…。でも、実際は厳しい試合を何とかモノにしている訳で、チームには試練耐え、選手たちひとりひとりもやるべきことがしっかりできるようになっていますから。あとは、森田憲吾チームトレーナーと私でしっかり今のいい流れを後押ししていきたいと思っています。
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