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2019年11月05日
編集部

特報!プレミア12、菊池涼介、坂本勇人、丸佳浩…侍ジャパンの若き四番・鈴木誠也に頼もしい援軍、新井貴浩氏の訓え

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台湾北部、桃園市中壢区にある桃園国際野球場(ひろスポ!台湾取材班撮影)

侍ジャパンの世界一を目指す戦いが11月5日、台湾北部、桃園市中壢区にある桃園国際野球場で始まる。日本との時差は-1時間。日本はオープニングラウンド(1次予選)の初戦でベネズエラと対戦する。試合開始は現地時間の午後6時を予定。

前日4日にはオープニングラウンドB組の日本が対戦するベネズエラ、プエルトリコ、台湾の4監督が市内のホテルで公式会見に臨んだ。

稲葉篤紀監督は初戦の打順について「四番・鈴木」以外は明言しなかった。

それだけ鈴木誠也は絶対的な存在、ということになる。

鈴木誠也の国際舞台での勝負強さについてはすでに様々なメディアによって紹介されている。大会途中で「四番交代」となることはまずありえない。その重圧は経験した者でなければわからない。

鈴木誠也は宮崎、沖縄での合宿を経て台湾へ。その過程であっという前に「四番候補」から四番に固定された。

実はその背中をそっと後押ししてくれる頼もしい存在がいる。リーグ3連覇の広島で苦楽を共にした新井貴浩氏だ。

新井氏はプロ野球解説の仕事で侍ジャパンに密着、2007年12月の北京五輪予選以来となる台湾入りとなった。

北京五輪を目指す日本代表チームで新井氏は星野仙一監督から四番を任された。その時のメンバーには稲葉篤紀監督もいた。新井氏にとって、稲葉ジャパンは特別な存在、ということになる。

新井氏はあのイチローらと共に死闘を演じた2006年3月の第1回WBCメンバーにも名を連ねた。同大会では2次ラウンド初戦の米国戦で「誤審騒動」があり惜敗して日本は窮地に追い込まれた。「あの一件でチームがまたまとまった、また絶対セミファイナルで米国とやるんだと、ね。韓国に(2次リーグで)負けた時にはさすがに厳しいと思ったけど…」(新井氏)

1次ラウンドに続いて2次ラウンドでも韓国に1点差負け。それでも準決勝で韓国を撃破して、最後はキューバを倒して金メダルを広島に持ち帰った。国際大会の大舞台では何が起こるか本当に分からない。

新井氏は今の侍ジャパンのメンバーにグラウンドでは積極的に話しかけ、稲葉監督とも情報交換している。そして、「広島の四番」の座を直接譲る形になった鈴木誠也にも、プレミア12での経験を通じて一回りも二回りも大きくなって欲しいと願っている。(ひろスポ!・田辺一球)

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