トップ画像はマツダスタジアム場内への階段、密集状態…
マツダスタジアムでの抽選券配布について、現場の写真を以下、掲載する。
憂慮すべき状況となっている。
カープ球団では、新型コロナウイルスの影響で国内イベントなどが自粛となる流れの中で、抽選券配布をやめるという選択はしなかった。
その代わりにHPで、マスクやハンカチを使用するなど咳エチケットの徹底と、周りの人との距離をできれば2メートル以上あけるよう呼び掛けた。
だが、マツダスタジアムの場内でこのようなアナウンスは確認した限りでは流れていない。
また、警備員になぜ「2メートル間隔などを呼びかけないのか?」尋ねたところ「そうすると列が長くなって大変なことになります」との答えが返ってきた。
2月23日正午現在、広島県内で確認されている新型コロナ感染者はゼロだ。この先、2週間でそれがどうなるか?
当り前の話だが「およそ30分」で首尾よく抽選券を手にしたファンはマツダスタジアムをあとにした。マツダスタジアムを中心に方向には偏りがあるものの、結果的には360度拡散していった。
マツダスタジアム周辺の路地、コンビニ、バス、電車、新幹線…みんなそうだ。
ひろスタ特命取材班は、現地で撮影するにあたり、人混みには最小減しか接近せず、どうしてもすれ違う時は呼吸を止め、川ひとつ挟み「きょうも客の入りに違いはないです」と店員さんが言うコンビニで食料は調達した。
報道陣も多く見かけたが、果たしてそれぞれがどんな報道をするのか?
キー局担当者も見かけたので、できる範囲で助言はしておいたのだが…
昨年の大パニック時にはまったく機能しなかった球団HPでは、今回、現場の状況を30分間隔で告知した。
「抽選券配布 混雑状況のご案内 12:00 現在 マツダ スタジアムでの抽選券配布状況は順調に流れています。お気を付けてお越しください。」などとファンへ情報発信している。
混雑状況が「順調」なのは確かに良いことだし、それは予想通りだが、問題がそこではないことは、これまで何度もひろスポ!で報じてきた。
従来の「抽選券もらえてうれしいです!」ニュースはこの際、脇に置いといて、マスコミ各社は、もっと別の視点でコロナ決死隊と向き合った方がよくないか?
マツダスタジアムコンコースへと続く階段が、この先、広島に災いをもたらすことのないよう祈るような気持ちでいるのはひろスタ特命取材班だけか?
実際、マスクをつけ咳をしながら赤い顔でマツダスタジアムに向かうご婦人も見かけ「大丈夫ですか?」と声をかけたが、あの方は無事、自宅まで帰れただろうか?
「混乱なし」を報じるNHK昼ニュース、コロナのコの字もなし…
抽選券受け取り後、信号待ちのファン、密集
昨年の反省を踏まえ、マツダスタジアムにパトカー
前後に乳幼児
取材を受ける女性、乳母車にはどうみても生後すぐ?の赤ちゃんが…
大州街道利用を呼び掛ける警備員
マツダスタジアムをあとにするファン、通称カープロードは歩道が狭い(工事中)ため、警備員はバス通り(大州街道)へ誘導、車道は近隣駐車場から出入りする車や交通量増加で渋滞
抽選券をもらったファンが駐車場から渋滞の中へ
広島駅発の電車は満員のものが多い
裏通り、その細部にわたるまでファンの行動範囲拡散
キー局取材班