城福浩監督(画像)は予期せぬ”敵”との戦いを強いられている…
サンフレッチェ広島は3月11日、広島市安佐南区のエディオンスタジアム広島でファジアーノ岡山FCとのトレーニングマッチを行った。45分×4本の変則マッチ。結果は1-1だった。試合前には東日本大震災被災地に向け黙とうした。
サンフレッチェ広島 1-1 ファジアーノ岡山FC
【1本目】1-1
【2本目】0-0
【3本目】0-0
【4本目】0-0
得点経過
33分:レアンドロ・ペレイラ(1-0)、42分:≪ファジアーノ岡山≫
J1リーグ開幕戦で白星スタートのサンフレッチェ広島はその2日後、2月25日にJリーグからの公式戦延期発表を受け、調整期間に入った。
3月10日にエディオンスタジアム広島であったレノファ山口とのトレーニングマッチ(45分×3本)は10-0だった。
今回は1得点。唯一の得点はハイネスのクロスからレアンドロ ペレイラという得意の形で生まれたが、あとが続かなかった。2本目では、永井龍が自ら奪ったPKに失敗…。失点は相手のフリーキックからだった。
Jリーグ村井 満チェアマンは9日、3月中の試合開催延期の方向性について全クラブと基本的に合意したと発表した。
Jリーグでは2月25日から3月15日に予定されていた公式戦の延期を決定し、3月18日の再開を目指していたが、同日に行われた2回目の「新型コロナウイルス対策連絡会議」で専門家チームから「(中断期間を)延長することが望ましい」と助言を受け中断期間延長を決めた。今後は4月3日の再開を目指す。
こうした状況を受け、2月23日の地元開幕戦にピークを持ってきていたサンフレッチェ広島がそのテンションを維持するには多くの困難が伴う。
「18日の再開は難しいなかと思っていた」というのがサンフレッチェ広島チーム関係者の大方の見方だった。
城福浩監督は今後のスケジュールがよりハードになることを視野に入れながら、チーム力をさらに高めていくことの必要性を強調した。
チームはリーグ戦中断期間の延長を受け2日間のオフを挟み14日から練習を再開する。