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2020年05月12日
編集部

斉藤惇コミッショナーと村井満チェアマン…史上初の「対策連絡会議」で炙り出される相違点、特筆すべきJリーグ関連記事の数々…

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日本野球機構(NPB)のトップが斉藤惇コミッショナーだ。新型コロナウイルス感染拡大の影響をモロに受けているプロ野球の未来、その鍵を握る人物…

だが、その言動からは”熱”が感じられない。なんせプロ野球の今後は、12球団の意向しだい…。そこがJリーグとは大きく異なる。声の大小はあれど56ものクラブがあるJリーグでは村井満チェアマンがその舵を切らないと、組織は前に進まない。

NPBとサッカーJリーグが合同で設立した「新型コロナウイルス対策連絡会議」は5月11日開催で早くも7回目を数えた。プロ野球とJリーグが手を組む、画期的なこの試み…この間に、斉藤惇コミッショナーが具体的な案や自身の考えを示したことが何度あっただろうか?

今回もオールスター戦、フレッシュオールスターの中止などの発表事項を伝えただけと言っていい。あとは6月のどこかで開幕を目指そうと「12球団で一致している」とか、「無観客でもお金のためとかは今、各球団あまり思っていない。それよりもこの暗い世界、何とかみなさんに夢と希望、元気を持ってもらおうと。そのために、はつらつとしたゲームを見てもらったらどうだろう、という気持ちで取り組んでいる」というこれまで同様の観念的な話だけ。

今、12球団の練習環境の格差が注目されているが、各球団の調整は「皆さんにお任せする」のだそうだ。

この日、日本ハムの栗山英樹監督が自宅からのオンライン取材の中で集中開催方式には否定的だがやるなら「全収入を吸い上げ12球団で分配」することなどをしっかり言葉にしていた。斉藤惇コミッショナーのコメントの100倍頼りになる?発言だ。

そもそもプロ野球にまつわる様々な報道は、本質の部分をうまく捉えていないように見える。それは斉藤惇コミッショナーの立ち位置があいまいで、各球団の思惑が絡み合っているからではないか?

一方のJリーグの方はその報道内容が2月の公式戦休止以降、一貫して具体性に富んでいる。

中でも注目すべき記事を次々にアップしている書き手が何人かいる。

ヤフーニュースに5月12日午前5時1分に配信されたTHE PAGEの次のヘッドラインの記事

Jリーグ再開の足を引っ張る安倍政権”失態”で遅れるPCR検査の壁
headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200512-00010000-wordleafs-socc

執筆者はスポーツライター藤江直人氏。同氏の記事は常にJリーグとサポーターの立ち位置に配慮しつつ、その時々の核心を突いているように見える。Jリーグの発足当時から、ドーハの悲劇も含めてあらゆる現場を取材してきた経験を踏まえての記事には説得力がある。

そのそも日本のプロスポーツが台湾や韓国の後手に回ったのは、ほかでもない日本政府の対応のまずさのせいである。その危機管理の稚拙さは、この先も尾を引く。その改善なくしてプロ野球もJリーグも始まりはしない。そこを上記の記事はきっちり取り上げている。

それはプロ野球でも同じこと。縦割り行政の大弊害であるPCR検査の遅れは、ダイヤモンドプリンセス号の大騒動の時も今も大した変化は見られない。よって東京都の小池百合子知事は11日、感染の有無を短時間で調べることができる「抗体検査」と「抗原検査」の導入に向け、都として検討を進める考えを示した。藤江氏の記事の中でも抗原検査について村井満チェアマンが触れている。

もう一度まとめると、ひろスポ!が広島の”外野”から俯瞰するに、NPBに関係する記事とJリーグに関係する記事の間には大きな隔たりがあるように感じる。

シーズンが終わりを迎えた時、ファン、サポーターからの評価がより高いのは、どちらになるだろうか?(ひろスポ!・田辺一球)

さらに詳しい情報は、2000年10月よりカープをウオッチングし続けている(一日も休まず更新中)携帯サイト「田辺一球広島魂」で。

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