マツダスタジアムで調整を続けてきたフランスアだったが…(画像説明)
広島は前日に続いて5月30日、マツダスタジアムで紅白戦を行った。
6月からの練習試合に備える”総仕上げ”。前日の紅白戦では6イニング制で5発のホームランが飛び出し、投手陣の仕上がりに不安材料が出たが、この日も明暗クッキリ…
白組先発の床田寛樹と紅組先発の森下暢仁はともに3イニングを無失点に押さえて内容も充実。特に新人の森下は主力打線相手の白組に対して二回までナイスピッチング。三回も先頭のアレハンドロ・メヒアを歩かせたがセットポジションのテストにはちょうど良かったようで、最後は石原慶幸を併殺網に引っかけた。
新外国人勢ではテイラー・スコットが1イニングをピシャリ。もうひとりの新外国人右腕、DJ・ジョンソンはメヒアに完璧に振り切られて2ランを許すなど冴えなかった。
一番残念な結果に終わったのが佐々岡真司監督が守護神候補として期待しているヘロニモ・フランスア。キャンプからずっと調子が上がらず、コロナによる開幕遅れで155キロ左腕の復活が期待されているが結果は1イニング5失点。四球あり、連打あり、長打ありと打たれ放題で「昨季、終盤に多かった逆転負けを減らす」(広島首脳陣)ための切り札がますます怪しい状況となってきた。