画像は契約を終え会見に応じる古野選手
広島ドラゴンフライズは6月2日、古野巧巳選手と2020-21シーズンの契約を結んだと発表した。B1昇格を引き寄せた日本人メンバーの中では朝山正悟、田中成也、岡本飛竜に続く4人目の契約発表。
古野は福岡県飯塚市出身のポイントガード。日本経済大学在学中に熊本ヴォルターズに加入した。2016-17シーズンのB2アシスト王、スチール王でレギュラーシーズンMVP。2017-18シーズンもB2アシスト王で、広島に活躍の場を求めた2019-20シーズンはチームのB1昇格に貢献した。
朝山正悟というチームの”顔”が長らく先頭を走ってきた中にあって古野は若手と上とを繋ぐ重要なポジションにいる。2018-19シーズンにはキャプテンとして熊本ヴォルターズの先頭に立ち、B2西地区で優勝、そしてプレーオフでB1昇格を逃したという”貴重”な経験も積んでいる。
広島ドラゴンフライズがB1での激戦の中でこれまで以上に存在感を増していくためにはチームの核となる選手と、チームを支えるファンや関係者とのより深い信頼関係が大切になってくる。熊本ヴォルターズでの5シーズンと併せて6シーズンをBリーグで戦ってきた27歳の司令塔にはコート内外での活躍が期待されている。
古野巧巳選手の話
必要としてもらったことに感謝しています。B1にチャレンジするので精一杯頑張ってくれと言われました。自分が出せる力を出したいと思います。(B1で)どういった部分が通用するかわかりませんが、自分の力を100パーセント出し切って、そこで通用しなかた部分は練習で補ってもっともっといい選手になれるように。アシストとシュートだけじゃ厳しくなってくると思うので、スピードとか技術面を磨いていきたいと思います。
自分は正直、あまり移籍とかはしたくない人なので、ほんとに必要としてもらえるならここで頑張りたいと思っています。骨を埋める覚悟で移籍してきましたので。この1年でいろいろなチャンスをもらって、B1でも戦わせもらえる。そういうことに感謝して頑張りたいと思います。
ゲーム前、岡本飛竜に声をかける古野巧巳(右)
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