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【ひろスポ!】広島スポーツニュースメディア > トップス広島 > コロナで打ち切りのBリーグに大きなニュース、広島ドラゴンフライズB1昇格決定を前に6年間チームを見守る寛田司チームドクターに聞く(後半)
2020年04月23日
編集部

コロナで打ち切りのBリーグに大きなニュース、広島ドラゴンフライズB1昇格決定を前に6年間チームを見守る寛田司チームドクターに聞く(後半)

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寛田
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トップ画像は試合前の広島ドラゴンフライズベンチ、寛田ドクター(左端)と森田ヘッドトレーナー(手前右端)が笑顔で情報交換

 

広島ドラゴンフライズの”運命の日”が迫ってきた。公益社団法人ジャパン・プロフェッショナル・バスケットボールリーグ(Bリーグ)の理事会が4月24日に予定されており、そこでの審議結果により、広島ドラゴンフライズのB1ライセンス交付が決まる。

ライセンス判定には新型コロナウイルス感染拡大の影響でシーズン途中で打ち切りとなった特別な状況も配慮されると言われている。

Bリーグ誕生から4度目のシーズン、広島ドラゴンフライズのチーム発足から6度目のシーズンを数えて、いよいよ大舞台へのステップアップの瞬間が訪れる可能性が高い。

そこでひろスポ!では、2019-20シーズン開幕前と開幕のあと2度に渡って独自にインタビューをしたチームドクターの寛田司氏(飛翔会グループCEO、医療法人社団飛翔会 理事長)に、シーズン振り返りとB1での戦いを想定した今後について聞いた。今回はその後編をお届けする。

 

―どうしても堀田ヘッドコーチや選手にばかり目が行きがちですが、森田憲吾ヘッドトレーナーや田方慎哉アシスタントコーチの存在もチームの快進撃には欠かせなかった、というお話でした。確かに田方アシスタントコーチはよく若い選手らと一緒に”居残り練習”などでもよくコミュニケーションをとっていました。

寛田 まあ、若い選手にしてみればいろいろ話を聞いてもらえる人が必要ですからね。そして、周囲の助けもあって、いざ出番が来た時にいいパフォーマンスができればそれが一番です。11月に入ってすぐ、古野選手が左第2中手骨を骨折してしまいました。そこで(岡本)飛竜と(山田)安斗夢が交代でポイントガードを務めることになりました。

チームのエースが負傷リタイア。でも古野選手は悔しさを噛み締めながらも外からチームを見ることで、新たな発見も多かったと思います。飛竜にしても安斗夢にしても、そこでまたひと皮剥けましたね。古野選手がいない時に、主力メンバーがどう動くか?若いふたりのポイントガードと他のメンバーとの連携が良くなったことで、12月に古野選手がコートに戻ってきたあとも、チームの戦い方の選択肢が広がっていきました。古野チーム、飛竜チーム、安斗夢チーム…の戦い方を私はその時々で注目していました。

田方慎哉アシスタントコーチ
試合後、岡本飛竜選手に声をかける田方アシスタントコーチ

古野選手の骨折は手術をせずにギプスで治しました。8週はかかると思っていましたが、6週で練習を再開できました。特性のサポーターを用意して、それを使って練習しました。骨がついたか、まだついてないか?レントゲンを見てもわかりにくいので、慎重に判断するようにしましたが、うまくいったと思います。

以前、チームにいた選手が同じところを骨折してその時も手術はしないで4週間ぐらいで復帰しています。そういう前例もあったので確信をもって古野選手にも接しました。

幸いなことに、それ以外では大きなケガがなかったので、戦力が大きく低下するような状況とは無縁でした。選手ひとりひとりが高い意識を持ってオフの間から準備を重ね、シーズン中もしっかりケアしたりフィジカル面での強化を図ってきたおかげです。こうした取り組みも、チームとして積み重ねてきた財産のひとつです。

外国籍選手3人も森田ヘッドトレーナーに言われたことを積極的に取り入れてシーズンを通していい働きをすることができました。しかも彼らは、新型コロナウイルス感染拡大の影響で他のクラブの外国人選手から様々な声が上がっていたころに「プロとして戦うために来ているのだから、試合を最後までやるのは当り前だ、責任を果たしてから帰国する」と言ってくれていました。

―なるほど、いろいろな裏話が聞けてとても興味深かったです。その外国籍選手に関して言えば、2020-21シーズンからはベンチ入りが2人から3人に増え、コートには常時2人が立てます。さらに帰化選手もうひとりか、新設されるアジア枠の選手のどちらかも同時にコートに立てます。もしトーマス・ケネディ選手が帰化して、さらに外国籍選手を補強すれば…とまだ契約の話も出ていない状況ですが、B1の舞台へ向けてイメージが膨らみます。

寛田 そうですね。B1でも帰化選手が活躍しているチームはやはりいい成績を残しています。外国籍選手についてはもちろんこれからになりますが、B1での戦いを考えた場合にはチームにうまくフィットしてくれる外国籍選手がどういうタイプなのか?私もつい、そんなことを考えてみたりもしています。

広島ドラゴンフライズ
チームは若い力も得ながらどんどん成長していく

岡本 古野
B1の舞台でも司令塔としての活躍が期待される岡本飛竜(左)と古野拓巳

―寛田ドクターはサンフレッチェ広島のチームドクター時代にJ1優勝もJ2降格も経験しました。入れ替えのあるリーグの厳しさを目の当りにしてきました。

寛田 やはりB1に昇格するからには高い目標を掲げて、それに向かっていかないといけません。それでももちろん1年目はいろいろ苦戦するでしょう。かつてのNBLとBリーグへの移行の時の状況と今のB1とB2では明らかに違いますからね。速さもフィジカルも戦術も審判の技量もすべてにおいて高いレベルの中で、どこまでやれるか?6年の歳月をかけてやっと巡ってくるはずのチャンスですから、とても楽しみでもありますよね。

まず1年目は、もう一度チームの決まり事の徹底など戦術面に磨きをかけて、ある程度B1でも互角にやっていけるという手ごたえを掴み、2年目で上位争いに参戦…というような青写真でしょうか?

Jリーグと同じで、ちょっとでも隙を見せたら相手は一気呵成に攻めてきます。1年目は最低でも勝率5割。もしまたB2に落ちたら…とかそういうことはまったく考えないで、優勝を目指す意気込みでやってそれくらいでしょう。3年計画で、広島ドラゴンフライズを応援してくださるみなさんとともに喜びあえるような、そんなチームに成長していってもらいたいと思います。

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