サンフレッチェ広島のFW皆川祐輔が23日にホームで開催されるJ1、セレッソ大阪戦でリーグ戦初先発となる可能性が高くなった。
新人の皆川は186センチの長身を武器にしたポストプレーが持ち味で、「足技」でも相手ゴール前で機敏な動きを見せる。
皆川の存在がクローズアップされたのは、W杯中断期間中に北海道・室蘭市で行われたサマーキャンプ。練習マッチなどで結果を残して、リーグ戦再開となった7月15日の横浜F・マリノス戦(エディオンスタジアム広島)で初めてベンチ入りを果たし、次節の大宮アルディージャ戦(NACKスタジアム)で後半からリーグ戦初出場した。
さらに次節の柏レイソル戦(23日・エディオンスタジアム広島)で初ゴール。相手ゴール前での折り返しを高くジャンプして右足で蹴り込む迫力満点のシーンで存在感を示した。
8月9日のサガン鳥栖戦(エディオンスタジアム広島)では後半29分に投入され、その8分後に決勝点をもぎとるダイビングヘッド。後半からの途中出場ばかり6試合で2ゴール3アシストを記録した。
皆川はすでに天皇杯2回戦(7月12日・福山竹ケ端)でスタメン出場の経験があり、この時も試合終了間際にゴールを決めている。
そのため天皇杯3回戦の水戸ホーリーホック戦(エディオンスタジアム広島)でもスタメン出場が検討されていたが広島市内で大きな災害が発生した当日となる20日開催の予定だったため、試合そのものが27日に延期された。
チームは20日、23日の公式戦消化を前提に準備を進めていたが思わぬ形でセレッソ大阪戦の方を先に消化する形となった。
よって、「皆川のスタメン」もそのままセレッソ戦に持ち込まれるかっこうになる。3試合ぶりにベンチに戻ってくる予定の佐藤寿人と二人でチームに勝利をもたらすために「泥臭いプレー」(森保監督)を目指す。
皆川は佐藤寿人とともにセレッソ大阪戦に向けて、相手ゴール前での動きの準備を進めてきた
19日J初出場となった7月の大宮アルディージャ戦以降、2ゴール、3アシ