画像は森保一監督
サッカー日本代表は9月7日(日本時間8日未明)、W杯アジア最終予選の第2戦、中国戦(アウェー扱い)にカタールの首都ドーハのハリファ国際スタジアムで臨む。
2日、ホームであったオマーン戦に0-1で敗れたため、いきなりの正念場がやってきた。
日本は1998年フランス大会以降、2006年ドイツ、2010年南アフリカ、2014年ブラジル、2018年ロシアと5大会連続で最終予選を戦い本大会に進んできたが、最終予選での「連敗」は一度もない。(2002年日韓共催W杯は開催国枠で出場)
ちなみにロシア大会最終予選では、初戦のUAE戦に1-2で負けて以降、8戦負けなしのままロシア切符を手にしている。
最終予選はこれまでの予選とはまるで次元の違った戦いが続く。同じく黒星発進の中国が手ごわいのは当然ながら、何があるかわからないのがサッカー。
それを日本サッカー界に知らしめてくれたのが、1993年10月28日に起こった「ドーハの悲劇」…
あの時の肌にまとわりつくような湿気を含んだ空気と絶望感、時間が止まり、呼吸も止まったようなピッチ上に散らばる選手たちの姿と、何をどうやっても巻き戻すことのできない現実と、指の間をすり抜けた米国本大会切符…
「覚悟を持って戦う」が身上の森保一監督。きっとあの日、ピッチに倒れ込んだ時の一生忘れることのできない思いと、そこから積み重ねてきた幾多の経験や財産と、応援してくれる人たちの笑顔と日本サッカー界の未来を背負い、砂漠の街の風の懐かしい匂いを感じながら、「チーム一丸で最後まで粘り強く戦い抜く」という、いつもと変わらぬ信念を貫くのだろう。(ひろスポ!あの日のドーハから今なお取材を続ける広島スポーツ100年取材班)
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