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2021年09月22日
編集部

マツダスタジアム巨人戦今季最少入場者、緊急事態宣言下でキャンセル数1000件の可能性も、球団HPには依然払い戻し告知なし

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画像は雨天中止のDeNA戦の払い戻し窓口、緊急事態宣言発出によるキャンセルも受け付けているが、案内には「雨天中止試合」としか出ていない

 

9月20日、マツダスタジアムであった広島-巨人戦の入場者数は10,434人だった。この数は今季のマツダスタジアムでは一番少ない。

交流戦期間中に新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け中止された西武戦2試合と雨天中止となった日本ハム戦1試合が6月14、15、16日に開催された時にはそれぞれ、8,500人台だったが、年間指定席購入者のみの観戦だった。逆に言えば年間指定席分が約8,500以上あることが再確認された。この3試合を除けば9月20日が最少だ。

広島は毎年、シーズン全主催試合のチケットを3月に販売する。極めて特殊な手法だ。コロナ禍を考えればおよそ理解し難い。数カ月先の感染状況を予想することは不可能だからだ。

しかし今年も3月9日から一斉販売された。上限はマツダスタジアムのキャパの半分の16,500席で翌10日には“完売”となったことを広島球団では発表している。

16,500-10,434(記事冒頭の数字)=約6,000席。この数字は決して小さくない。

いったい6,000席分のチケットはどうなったのか?

最初に考えられるのはネットで見かける「今年は広島行けませんでした…カープチケットお布施になりました」というような「お布施」派の存在。チケットを手元に残したまま、その日を迎えて、チケットは記念あるいは紙屑にしてしまうパターン。

また9月20日の時点で実際、広島市内の金券ショップを回って確認したがあいも変わらずマツダスタジアム年間指定席などが売られている。売れ残ればそれもマイナスになる。

だが一番多いのは「キャンセル」だろう。

広島県はすでに今年、5月16日から6月20日と8月27日から9月12日まで2度、緊急事態宣言が発出される事態となっている。

5月の緊急事態宣言発出前には正確な情報を求めたファンのひろスポ!へのアクセスが殺到。サーバーがダウンした。

球団側は緊急事態宣言を考慮して観戦取りやめを望むファンや団体と個別に対応、極端な話、球団に問い合わせたファンの中でも条件が合致した場合だけ払い戻しが行われ、ネット上では大騒ぎになっていた。

今回、今年2度目の緊急事態宣言発出に当たっても広島球団のHPには緊急事態宣言を理由とした払い戻し対応については何もアップされていない。

一方、マツダスタジアム三塁側窓口では、雨天中止となったDeNA戦(9月17日)分の払い戻しが9月18日から24日まで行われており、窓口で当該試合開始までにその旨伝えれば、コロナ禍を理由とした払い戻しに応じている。

優勝争いをするヤクルトは、9月19日、20日の神宮球場に、カープファンの後押しもあり、それぞれ13,432人と10,176人を集めていた。やはり緊急事態宣言下ではるが、販売されたチケットは8月中旬に発売されたものであり、買う側も状況に応じた購入ができるため、マツダスタジアムとはまったく事情が異なる。

コロナ禍にあってどの球団もその地域の状況に合わせた対応を取っている。ソフトバンクは無観客試合を徹底させた時期がある。どの球団もシーズン中に行われるチケット販売数や販売日数に変更を加え、試合開始時間変更などは恒常化している。

マツダスタジアムでは緊急事態宣言下にあっても開始時間の変更すらない。

なお、広島球団ではあくまで払い戻しはHPにあるように「入場券・観戦セットの払戻しは、試合が中止となった場合のみ」としている。よって緊急事態宣言下での払い戻しはあくまで例外、ということをファンに向けては個別に伝えている。

 

チケットに関する広島球団問い合わせ先は電話082・554・1010

(ひろスタ特命取材班)

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