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2020年11月09日
編集部

2000本安打の坂本と丸のコンビや本塁打王目前の岡本を指導する2413安打の石井琢朗コーチ、広島の人材流出今年も、今度はあの人…

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画像は石井琢朗コーチ考案の打撃練習”道場”

 

巨人の坂本勇人内野手が11月8日、東京ドームであったヤクルト戦の初回に左翼線二塁打を放って史上53人目の通算2000安打を達成した。

巨人はすでに10月30日にリーグ優勝を決めており、あとは日本シリーズへの備えと個人記録。14勝を挙げている菅野智之投手の最多勝タイトルも確定しており、2位に3本差の31本塁打まで数字を伸ばしている岡本和真内野手の初の本塁打王のタイトルも濃厚となっている。

ところで巨人は原辰徳監督の下に元木大介ヘッド、吉村禎章作戦コーチと続き後藤孝志、石井琢朗の両野手総合コーチがいる。野手陣には古城茂幸内野守備走塁コーチ、相川亮二バッテリーコーチもいるが「打撃」の名称のコーチはいない。

これは打者の左右によってもちろん原監督も含めて各コーチ陣が臨機応変に選手を指導するためだという。

そんな中、石井コーチの存在があまりクローズアップされない?が、2413安打は現巨人首脳陣の中ではダントツだ。

広島で現役を終え、指導する側に回った石井コーチは、2013年シーズンから一軍内野守備・走塁コーチとなり、2016年シーズンからは打撃コーチになった。そして2017年シーズン後に「コイの旅路」に別れを告げ、ヤクルトへ。広島は2018年までリーグ3連覇を成し遂げたが石井コーチの功績を称える声は今なおカープファンの間からも聞こえてくる。

一方、リーグ3連覇を果たし、しかも2年連続のMVPを受賞した丸佳浩外野手が広島を後にして巨人にFA移籍したのが2018年オフ。要するに広島はその時点で結果的に1079安打の左のスラッガーを巨人に送り込み、さらにその1年後には間接的ではあるが2413安打の頭脳までも巨人に”提供”したことになる。

丸が学年も推定年俸も”少しだけ”上の坂本と話し込む姿は日常のものだし、そこに石井コーチが絡むこともある。また石井コーチは広島時代にノウハウを蓄積した様々な打撃練習メニューで岡本をみっちり鍛えたりもしている。

ナンセンスを承知で言うならば、丸と石井コーチがそのまま広島に残っていたら、あるいは巨人以外のチームにいたなら果たして今季、広島と巨人のゲーム差はどうなっていたのか?

一方、マツダスタジアムでは前日(11月7日)に石原慶幸捕手の引退試合があった。だが広島からは今季、もうひとりチームにとって重石のような存在だった元捕手が巣立って行った。

広島一筋31年の水本勝己二軍監督だ。

ここではその経歴については詳しく触れないが、1989年ドラフト外入団で現役生活は2年だけ。一軍出場はなし。しかし、ブルペン捕手からスタートして指導者としてのモノの見方、考え方を三村敏之監督の時代以降、学び続け、一軍ブルペンコーチ補佐に昇格し、数多くの一軍投手の球を受け続け、やがて二軍バッテリーコーチとなり、2016年、ついに二軍監督を拝命。2017年シーズンにチームを26年ぶりのウエスタン・リーグ優勝に導き、ファーム選手権でも初の栄冠をもたらした。

広島球団からは水本二軍監督が辞任を申し出て退団することになった、とだけ発表があり、会見などはなかったが、その”手腕”を買われてまた…という流れは十分に想像できる。

広島をあとにする”人材”が活躍するのは喜ばしいことではあるが、それを言おうとすれば広島もまた強くあり続ける必要がある。

それにしても「退団」発表以降、何の情報もない水本二軍監督だが、また、あっ!というような落ちになったりするのではないか…(ひろスポ!・田辺一球)

 

さらに詳しい広島スポーツ情報は、2000年10月よりカープをウオッチングし続けている(一日も休まず更新中)携帯サイト「田辺一球広島魂」で。ikkyuu-t.com/

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