画像はサンフレッチェ広島レジーナの練習風景から
サンフレッチェ広島レジーナは10月30日、ホームゲームでの記念すべきWEリーグ初勝利に向け広島市内で最終調整を行った。
9月12日に開幕したWEリーグ。ここまで6節を消化して成績は次のとおり。
1位 INAC神戸レオネッサ…6戦全勝、勝ち点18、得点12の得失点+12
2位 マイナビ仙台レディース…6戦3勝3分けで勝ち点12、得点9の得失点+8
3位 三菱重工浦和レッズレディース…5戦4勝1敗で勝ち点12、得点11の得失点+7
4位 日テレ・東京ベレーザ…6戦3勝1分け2敗で勝ち点10、得点10の得失点+6
5位 サンフレッチェ広島レジーナ…6戦2勝1分け3敗で勝ち点7、得点7の得失点-3
6位 ノジマステラ神奈川相模原…5戦1勝2分け2敗で勝ち点5、得点1の得失点-2
7位 ジェフユナイテッド千葉レディース…5戦1勝2分け2敗で勝ち点5、得点4の得失点-3
8位 アルビレックス新潟レディース…5戦1勝2分け2敗で勝ち点5、得点5の得失点-4
9位 AC長野パルセイロ・レディース…6戦1勝2分け3敗の勝ち点5、得点3の得失点-4
10位 大宮アルディージャVENTUS…5戦1勝2分け2敗の勝ち点5、得点6の得失点-5
11位 ちふれASエルフェン埼玉…7戦1分け6敗の勝ち点1、得点3の得失点-12
※試合数の違いは11チームのため試合以外で社会活動などを行う節、「WE ACTION DAY(理念推進日)」があるため。INAC神戸レオネッサと、ちふれASエルフェン埼玉は10月30日に第7節を消化済。
※理念推進日…WEリーグの理念「女子サッカー・スポーツを通じて、夢や生き方の多様性にあふれ、一人ひとりが輝く社会の実現・発展に貢献する」を体現するために、各クラブがアクションを起こす日。
勝ち点が10以上の上位チームは得失点もいずれもプラスで“4強”を形成。それに続くのが5位のサンフレッチェ広島レジーナ。そしてあす31日に広島広域公園第一球技場に迎えるノジマステラ神奈川相模原が6位。ただしノジマステラ神奈川相模原は5試合で総得点1、総失点3という守りのチームになっている。
ここまでのサンフレッチェ広島レジーナの戦績は次のとおり。大宮アルディージャVENTUSに“まさか”の大敗を喫したあと中5日でアウェー三菱重工浦和レッズレディース戦に勝利した。
A〇3-0ちふれASエルフェン埼玉
H●0-2マイナビ仙台レディース
A●0-2日テレ・東京ベレーザ
H△1-1アルビレックス新潟レディース
A●1-4大宮アルディージャVENTUS
A〇2-1三菱重工浦和レッズレディース
(Aアウェー、Hホーム)
一方、ノジマステラ神奈川相模原のここまでの戦績は次のとおり。INAC神戸レオネッサに1点しか許さなかったのは日テレ・東京ベレーザとノジマステラ神奈川相模原だけ…
△0-0マイナビ仙台レディース
●0-2三菱重工浦和レッズレディース
△0-0AC長野パルセイロ・レディース
〇1-0ちふれASエルフェン埼玉
●0-1INAC神戸レオネッサ
サンフレッチェ広島レジーナはは第6節から第7節まで2週間のインターバルがあったため、10月24日、広島市安佐南区の広島経済大学フットボールパークでアンジュヴィオレ広島(なでしこリーグ1部)と45分×2の練習マッチを行った。
練習マッチ結果
サンフレッチェ広島レジーナ 4ー0 アンジュヴィオレ広島
【1本目】3-0
【2本目】1-0
得点経過
【1本目】5分:谷口木乃実(1-0)
【1本目】12分:谷口木乃実(2-0)
【1本目】37分:川島はるな(3-0)
【2本目】 6分:柳瀬楓菜(4-0)
谷口木乃実は初めて開幕から5試合続けて途中出場のあと、先発起用された三菱重工浦和レッズレディース戦で前半にWEリーグ初ゴール。好調をキープしており、ノジマステラ神奈川相模原戦でも右ウイングでの先発が予想され、ホーム初勝利のカギを握る。
三菱重工浦和レッズレディース戦で上野真実とツートップを組んだ川島はるなもそうだ。
6位から10位の5チームが勝ち点5で並走している。生まれたばかりのWEリーグではどのチームも試行錯誤が続く。ノジマステラ神奈川相模原戦を前に中村伸監督に話を聞いた。
-浦和戦を勝って、2週間のインターバルがありました。
中村 前節、浦和戦に向かうに当たって攻撃と守備の結果は伴ってなかったですけど、彼女たちのやれることが増えてきたとは感じていたので、それをいかに結果に繋げるために、もう1回どう整理してあげることが必要かな?という部分を浦和戦に向けて取り組んで、彼女たちが取り組んでくれたおかげですごく面白い試合をしてくれました。それが結果にもつながったのでやってきた道筋っていうのは間違ってないなという思いがあります。でもまだまだプラスアルファで作っていかなアカン部分ていうのも当然見つけることができたので、そのへんをどううまくバランスとって進めて行くか?そのあたりのことを考えてやってきました。
-守備と攻撃、この2週間でポイントにしたのは?
中村 まず、マイボールにする時間をどれだけ伸ばすか?それで攻撃する回数をどれだけ増やすか?そこがますメインなので、その数を増やすためには相手からボールを奪わないとそこにつなげていけない。だからこそ、もっとボールを奪いに行く場面、回数を増やそうというところを再認識してみんなで共有して進めていこうということろが少し整理できたと思っています。そのへんは前向きに進めていきたいですね。
-前節、齋原さんが活躍されて「これがレジーナのサッカー」とコメントされています。選手間の競争も激しいですよね。
中村 レジーナがスタートするにあって、各選手、最初から強い覚悟と勇気を持って来てくれています。ほんとにみんなで競争しながら成長していこうってところを、これはもうチーム立ち上げから、きょうの練習もそうですけどずっとしっかりみんな表現し合ってくれています。そういう意味ではここまで試合出場機会のなかった齋原が結果を残して活躍してくれたことはチーム全体としても取り組り組んでくたことに間違いなかったとみんなで思えたでしょうし、まだ今試合に関われていない選手もいますけど、そういう選手たちもモチベーションを作れるひとつのきっかけになってくれるんじゃないかな、と…。チーム全体の士気を高めることにつなげるいい活躍だったと思っています。
-次はホーム初勝利を狙っての一戦です。浦和戦でのいい部分はそのまま引っ張ってきたいし、メンバー的にもある程度固定されるかもしれませんがチームの芯になる部分とか見え始めているのでしょうか?
中村 うーん…、まあとにかく選手個人もチームとしても、どうやってまだまだ成長していくかってところに目を向けて取り組んでます。芯という部分というか、それぞれが今やるべきことに目を向けて全力でどれだけ質の高いトレーニングができるか?そこが一番大事かなと思っています。そういう意味ではきょう(ノジマステラ神奈川相模原戦2日前)の紅白戦もそうですけど、ほんとに“お金取ってもいいんちゃうか?”というくらいのトレーニングをしてくれているんで、そういうところはブレずにみんなでやっていけたらと思っています。
-さてノジマステラ神奈川相模原戦ですが、守備固そうですね…何か選手に指示出されますか?
中村 うん、まあ次がそうだからとかはなくてどのゲームに対しても、相手の特徴、ストロングな部分は当然理解しながら進めていかないといけないのですが、その中で浦和戦もそうだったのですが自分たちで積み上げてきたことを全力でピッチで表現できるかってとことがカギになってくると思います。攻撃であれば今までのストロングな部分と少しずつやけど増やせてきた部分、守備もまずは“どういうことがやれてたよね”というところをどれだけゲームの中で表現できるか、そこが大事になってくると思います。そのへんをすべて出し切れるように持っていきたいなと思っています。
2021-22 Yogibo WEリーグ第7節
サンフレッチェ広島レジーナvsノジマステラ神奈川相模原(広島広域公園第一球技場、午後1時キックオフ)
広島県下への新型コロナウイルス「集中対策」期間が終了となったことに伴い、広島県の対処方針(イベント開催条件)およびWEリーグの新型コロナウイルス感染症対応ガイドラインに則り、入場者上限は「収容定員の50パーセント」=3,200人で開催。当日券も販売される。
ノジマステラ神奈川相模原戦、広島広域公園第一球技場でのグッズ情報
10/31(日)vs.N相模原 グッズ情報☆ (sanfrecce.co.jp)