画像は遠藤の快速球を仕留めた田村俊介の見事な打撃フォーム
広島紅白戦第2戦(2月12日、宮崎・天福球場)
広島ドラフト4位の田村俊介外野手(18)=愛工大名電高=が両軍ベンチ、一軍首脳陣の度肝を抜いた!?
広島二軍は前日11日に日南入りして、主力組の天福球場から車で10分の東光寺球場でキャンプインしたばかり。
しかし、その非凡な打撃力を買われて急きょ、この日の紅白戦に呼ばれた田村俊介は後攻め、白組の七番レフトでスタメン出場した。
高校時代は1年から左腕エースの二刀流だった。2年秋から主将も務め、背番号1を着けた3年夏の甲子園は1回戦で敗退した。178センチ、90キロ。左投左打。高校通算32本塁打。
ちなみに、高校の恩師である倉野光生監督は、コーチ時代にやはり高校の偉大なる先輩、イチローさんを指導している。ドラフト4位もイチローさんといっしょ…
迎えた二回、白組は二死から背番号121の二俣翔一がチーム初安打となる中前打。そして打席に田村俊介。
マウンド上の遠藤淳志は昨季、首脳陣の期待を裏切っており、この試合に賭ける意気込みは十分過ぎるほど。真っすぐの勢い、変化球のキレは十分で初回は8球で3人を片付けていた。
リードする石原貴規は首脳陣の意図を察してか、1、2球目に変化球を選択。空振りと見逃しで0-2となって、3球目は”お約束”の真っ直ぐ…
外寄りの快速球にものの見事に反応した田村俊介。とても紅白戦初打席とは思えない間の取り方とスイング軌道、さらにはバットの押し込みでジャストミートした打球はレフトへ。
これが予想以上にぐんぐん伸びてフェンス直撃、あわやホームランの二塁打。天福球場は両翼99メートル、センター122メートルだ。
四回の第2打席ではこの日、球威十分だった塹江敦哉の真っ直ぐと変化球に翻弄されて左対左は3球三振に終わった。
広島には過去、赤イチローの異名をとった末永真史外野手(現広島スカウト)がいるが、今回もまた”異名復活”の予感…
また2017年の同じく2月12日、やはり二軍首脳陣の推薦を受けて天福球場に呼ばれた坂倉将吾がそのフリー打撃で当時の緒方監督の目をハートにした(たぶん…)
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