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2022年03月04日
編集部

鈴木誠也から直接”指導”の広島の四番候補、末包昇大はケビン・クロンの二の舞にならないための分岐点

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末包昇大
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引っ張りばかりが目立つマツダスタジアム”初打ち”の末包昇大

 

 

2月のキャンプのあと横浜スタジアムでオープン戦2試合(連敗)を行った広島が3月4日、本拠地マツダスタジアムで全体練習を行った。

 

 

主力組でキャンプを過ごしてきた黒原拓未、森翔平、松本竜也の3投手と、中村健人、末包昇大の野手ふたりもそのまま“生き残った”。

 

 

中でも対外試合で四番を打ち続ける末包昇大の打撃面での期待が大きい。はまれば昨季の「ラオウ」杉本裕太郎のような存在になれる。だがハズレだと昨季の広島の四番候補で、シーズン途中で二軍に定着したケビン・クロンの二の舞になる。

 

 

昨季の広島のマツダスタジアム練習初日(3月3日)、初めてマツダスタジアムの打席に立ったケビン・クロンは気持ちがスタンドにばかり向いてさっぱり、だった。いくらコーチ陣が工夫して指導してもダメだった。のちに本人は「いろいろ言われ過ぎて打てなくなった」と言い訳していたのだが…

 

 

残念ながらこの日の末包昇大の打撃内容も昨季の“空砲”といっしょだった。気持ちの8割はレフトスタンドに向いていたはずだ。

 

 

自ら鈴木誠也を模倣していると公言する末包昇大。ならば内面的なものも日本の四番をコピーしなければならない。それができていないから、わざわざ鈴木誠也本人が2月中旬に直接、助言を届けた。その内容は、練習ではいつでもセンター方向へ柵越えできるようなフリー打撃をやって欲しい、というもの。ぜんぜんできていなかった。

 

 

昨季のこの時期、トラウト打法を試す鈴木誠也の打球は“ロフテッド軌道”を描いていた。そしてやがて本当に、センターバックスクリーンに軽々と立て続けに叩き込む形を会得した。

 

 

その打撃内容を10とすれば、この日はマスコットバットを使ってはいたが8、7はもちろん6にもなっていないだろう。オープン戦が始まれば、相手は崩しにかかってくる。当たればものすごい飛距離、というのはケビン・クロンもそうだった。鈴木誠也はキャンプ初日からケビン・クロンに話しかけていたが、結果的にはダメだった。

 

 

鈴木誠也がこの日のフリー打撃を見ていたなら、きっと同じことを考えたはずだ。まずはあすからの西武2連戦で“成果”が試される。(田辺一球)

 

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※さらに詳しい情報は、2000年10月よりカープをウオッチングし続けている(一日も休まず更新中)「田辺一球広島魂」でご覧ください。TOPページ (ikkyuu-t.com)

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