画像は新人ながら開幕2戦連続スタメンの末包
3月26日 〇19-5DeNA 横浜スタジアム
通算2勝
14時開始・3時間15分、30,663人
相手先発 大貫●4回3分の0、7安打7失点
本塁打 菊池涼1号①
一番レフト西川
二番セカンド菊池涼
三番ショート小園
四番ファースト松山
五番サード坂倉
六番キャッチャー曾澤
七番ライト末包
八番センター上本
九番ピッチャー森下〇(1試合1勝)8回98球8安打3失点(自責2)
松本
17安打11点の初戦に続いて14安打10点の広島が開幕2連勝。DeNA三浦監督は「打たれ過ぎ」と試合後にうめくように?コメントするしかなかった。
開幕戦では二回、DeNAのファースト、知野が先頭松山のゴロを捕り損ねてそこから広島が2安打で3点を先取した。
この日は初回、DeNA先発の大貫の14球目で広島が先制した。
西川右前打、菊池涼送りバント、小園空振り三振の一死二塁。松山は2ストライクナッシングから低目のフォークにバッドのヘッドをぶつけて左前に落とした。
若干浅めだった佐野は3バウンドで捕球、そのタイミングで河田コーチの腕が大きく回り、サードベースを蹴った西川はそのまま加速。伸びてくる伊藤光のミットをかわしながら左手の先でホームにタッチした。河田コーチの視線はすぐに打者走者に移り、松山がセカンドベース上で小さくガッツポーズした。
おそらくカープナインは、米アリゾナ州メタで SEIYA SUZUKI がオープン戦2三振デビューを果たしたことを確認してからプレーボールの声を聞いたはずだ。そう「誠也には負けられない」と…
オープン戦の1試合平均得点が3点に届かず、日替わりだったオーダーは1、2戦とも一緒で、四番には開幕戦打点なしの松山。見事な先制打で試合の流れを引き寄せた。
三回にも森下の先頭打者ヒットに相手のミスを絡めて1安打で加点。中盤の3イニングで2点、4点、2点を叩き出してまたワンサイドにした。
メディアは松山の見た目?をやたら報じている、大事なのはそこだけではない。昨季は7年ぶりに出場数が二桁になり、わずか2本塁打。「アンパンチ」ではもう勝負できない。
食事や練習方法の改善とともに打球の質を変える「ショートパンチ」打法をキャンプ、オープン戦を通じて磨いてきた。
フリー打撃ではショート頭上を低く鋭く抜く打球が増えた。もちろんインローのツボにきた球はライトポール際へ運んで見せる。
西川、小園、坂倉の主力3人とともに、松山もジャブを打つ。DeNAベンチでその様を目の当りにした石井琢朗コーチも、まずは舌を巻いているに違いない。
一方、ド派手な開幕戦デビューを飾った末包は、低目に手を出しての2三振と四球と内野安打に終わった。
「ポスト誠也なんていませんよ」
状況を知り尽くしている解説陣ならみな、そう話す。
まったくその通りで、束になってかかるしかない。
絶対的エースのマエケンが2015年に抜けた広島は翌年からリーグ3連覇…(ひろスポ!田辺一球)