画像は森下
6月11日 ●1-2西武 ベルーナドーム
通算63試合30勝31 敗2分け、首位ヤクルトに最大9・5差になり、2位巨人に3・5差の3位
交流戦17試合5勝12敗で最下位決定、優勝はヤクルト
14時開始・3時間31分、24,039人
相手先発 松本4回5安打1失点
本塁打 -
一番レフト宇草
二番セカンド菊池涼
三番DH松山
四番ファーストマクブルーム
五番サード坂倉
六番センター上本
七番ライト堂林
八番ショート小園
九番キャッチャー石原
ピッチャー森下●(12試合4勝4敗)6回115球9安打2失点(自責2)
塹江
矢崎
広島は前日、野村”奮投”で西武戦初戦快勝の勢いに乗れず、また貧打に泣いて今季2度目の借金生活。同時に交流戦3季連続6度目の最下位が決定した。
2005年から始まった交流戦は17度を数えるが、そのおよそ3分の1で最下位というのだから、よくよく考えればパ・リーグ勢とすればまさに目の前にはまな板の上のコイ。
同一リーグの戦いでため込んだ貯金6を使い果たしたその理由を探れ、と言われても、それぐらいしか思い当たる節はない?
ただ、”戦犯探し”をするならば、2戦2敗+再調整の大瀬良に加えてこの日、3戦3敗となった森下の名があがる。
佐々岡監督も、交流戦開幕前にリモート会見に呼ばれていた曾澤も、先発6人には自信あり、の発言をしていたし、実際、チーム全体もそのつもりで臨んだはずだ。
しかし最初のロッテ戦で床田●、遠藤〇、九里●とかなり躓き、続くソフトバンク戦の大瀬良●、森下●、アンダーソン●で何かが音をたてて崩れ去った…
ソフトバンク戦の森下は二回に34球を投じ、柵越え2発を許すなど6失点と大炎上。
前回6月4日のオリックス戦(マツダスタジアム)もその”残り火”があったのか二回、杉本に先制ソロを許し、2対1と逆転してもらった直後の八回にガス欠となって2点を失った。
これらを十分に反省して臨んだこの日の西武戦ではあったが、初回、二死からオグレディに先制ソロを打たれるというお決まりのパターンに…。二回には新人の古賀に適時打されて、その後はゼロ6個を並べたもののあとの祭りだった。
森下の時には打てない打線がさらに打てなくなるから気の毒ではある。
この試合、二回から六回までいずれも先頭打者が出塁しながら唯一の得点は三回の宇草適時打だけ。四、五回は一死満塁を逃し、六回も一死二塁で後続なし。
こうなると西武が俄然有利。七回の水上は防御率0・79、八回の平良は同0・67、九回の増田は同0・43。結果は火を見るよりも明らかで広島の反撃は九回、代打長野の中前打1本。これで17試合33得点、1試合平均で2点に届いていない…(ひろスポ!田辺一球)