画像は新井監督の現役時代、赤×白でもちろん番号クッキリ…
新井良太氏が10月27日、マツダスタジアムで就任会見を行った。
“新井兄弟”は一時期、ともに阪神のユニホームに袖を通していた。小・中・高校時代を過ごした広島でたくさんの人たちから応援され、期待されてきたふたり…。紆余曲折あった末、の兄弟カープ…。勝手に想像するに長らくふたりに関わってきた広島の人々はとても喜んでいることだろう。
ところで良太氏のコメントの中の「赤いユニホーム」発言。カープファンがネット上で歓喜の声を上げている。
一方、赤×赤などの新ユニホーム仕様については「いい」という声もあれば、「ほんまに変わるか?」などなど疑問視する声もある。
さて、Jリーグの例で言えば、赤×赤はあり得ない。
Jリーグのユニホーム要綱(2022年1月1日改定)によると、「選手番号は、Jリーグの指定するフォントおよび色を使用しなければならない。なお、服地が縞柄等であって明確な識別が困難なときには台地をつけるものとする」とある。
Jリーグは2021シーズンから全クラブの選手番号・選手名の書体を統一した。することを発表した。観戦並びに放送、通信での視聴環境によって見受けられた背番号の視認が困難なケースの解消がその狙い。
2020年8月、JリーグとJリーグオフィシャルブロードキャスティングパートナーのDAZN Groupの間で、2017年から2028年までの12年間で約2,239億円という新たな放映権契約を結んだことが大きい。
背番号などユニホーム仕様を重要視するのは、放映する側にとって、極めて重要なマターだからだ。
Jリーグ村井満チェアマン(2022年3月退任)は2021年当時、「スタジアムでの観戦だけではなく、スマートフォンやタブレット端末等による様々な観戦・視聴方法が拡がっている潮流にあわせて、誰もがより選手を判別しやすい観戦・視聴環境づくりを推進していくことを目的としています。また、選手を覚えていただくきっかけのひとつでもある背番号を通じた、選手への興味・関心の拡大にもつなげていきたいと考えています」とコメントしている。
要するに広島東洋カープの今回の取り組みはその真逆、ということになるのではるが、気になる今後については新井監督の“乱入新ユニ発表会”以降、新たな動きは見えていない。