画像は5月24日午後10時のマツダスタジアム球団事務所への出入り口、いつもは閉っている門が開放され、しかし警備員不在となっていた
報道メディアは何のために存在するのか?
そのひとつに、この先、悪いことが起こりそう(住民、市民、ファンらに不利益が生じそう)な場合、事前に情報を集めて合理的な理由から“そうならないように”記事を書いたり、動画をアップしたり、オンエアしたりするという社会的な責任を負っている。
5月25日正午前に公式戦5試合連続の延期を発表した広島東洋カープ。
ひろスポ!では早い時期からプロ野球最大のクラスター、と報じてきた。まさにその通りになった。
ここまでのひろスポ!の報道と、実際に起こったことを時系列にしてみる。
5月15日 ひろスポ!記事
緊急事態宣言のマツダスタジアム16500人上限変えぬまま広島強行カープ、コロナ第2幕でウラの顔浮き彫りに | 【ひろスポ!】広島スポーツニュースメディア (hirospo.com)
上記記事の最後は「まさにカープ村、まさに広島強行カープ。コロナ禍第2幕の始まりでますますその裏の顔が浮き彫りになりつつある。」とまとめておいたら、やっぱりそれもその通りになった。25日の広島球団の西武第1、第2戦のみ延期、第3戦は検討との発表にネット上でファンは即「このクソ球団とことんビジター軽視やな」と反応している。
5月16日 ひろスポ!記事
今必要なのはチケット払い戻し情報!原子力村並みカープ村、緊急事態宣言下のマツダスタジアム「行政の指示に従って」上限1万6500席の横並び報道 | 【ひろスポ!】広島スポーツニュースメディア (hirospo.com)
上記ヘッドラインの「払い戻し」についてこの記事では「今、市民・県民、他県のカープファンが知りたいのはこんな状況にあって、手元にある入場券をキャンセルできるかどうか、だろう。年配者は外出もできない。この件についての詳細は今後に譲るが、少なくと5月16日午後1時の時点でどのメディアも報じていない。もちろん広島球団HPにも何の説明もない。不都合なことは情報発信しない」と記しておいた。
5月25日正午現在も状況は変わらないから、書いたことは当たっている。
5月16日 ひろスポ!記事
緊急事態宣言下のマツダスタジアムで羽月、石原、栗林ら”命懸け”プレー | 【ひろスポ!】広島スポーツニュースメディア (hirospo.com)
5月17日 午後11時ごろ広島球団は菊池涼ら3選手のコロナ感染を発表、それを受けてのひろスポ!記事がこちら。
カープコロナ感染のまま?関東遠征、菊池涼介、小園海斗、正隨優弥陽性と球団深夜に発表、それだけか?濃厚接触者ゼロ? | 【ひろスポ!】広島スポーツニュースメディア (hirospo.com)
まさに命がけプレーの羽月、石原のほかにも鈴木誠、長野の遠征組が感染していたことが20日に発表された。
5月24日 広島球団はNBPと11球団との臨時代表者会議に出席した結果、マツダスタジアムでの交流戦開幕戦(25日・西武戦)の開催の是非を25日午前中の臨時実行委員会に持ち越すことに成功した。
しかしひろスポ!はこの件でも即反応した。それが下の記事だ。
キャッチャーも満足にいないカープ、あすのマツダスタジアム交流戦開催の是非を当日決定でまたファン置き去り | 【ひろスポ!】広島スポーツニュースメディア (hirospo.com)
この記事のヘッドラインの「ファン置き去り」がミソで、この話はこの記事の冒頭に戻るので、要するに最初からこうなることは分かっていた、という落ちになる。
ただし、カープ村ではこの手の話に近寄る新聞や放送局はいない。NHKにはせめて頑張ってもらいたいものだ。例えこれまでのように意に沿わない報道をしたら「中継権を回さない」と言われても、だ。
ひろスポ!でしか報じないので、サイトへのアクセス数が増加してサーバーに高負荷が発生、サイトへの同時アクセス数に制限をかけて対応している。(ひろスタ特命取材班)