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2023年01月23日
編集部

8人で戦うアルバルク東京の固いディフェンスの前に63点止まりの広島ドラゴンフライズ、リーグ戦折り返した途端に初の連敗

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ケリー・ブラックシアー・ジュニア
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    飛翔会

  • 2

    ダグ

  • レッドヘルメット

画像は、怪我人続出のアルバルク東京で奮闘するライアン・ロシターとゴール下で”格闘”するケリー・ブラックシアー・ジュニア

 

B1の広島ドラゴンフライズは1月22日、広島市西区の広島サンプラザホールでアルバルク東京と対戦、GAME1同様「最初から最後まで勝利の女神がどちらに微笑むか分からない接戦」(この言い回しGAME1記事内でも使用)となったが、最終クォーター残り2分6秒での61-62から終わってみれば63-66…

 

広島ドラゴンフライズはB1開幕から4カ月目、リーグ戦を折り返した途端の初のシーズン連敗を喫して、ホームに1,818人の観衆を集めて滋賀レイクスに快勝した島根スサノオマジックに抜かれて(ゲーム差は0)西地区2位に後退した。

 

B.LEAGUEの順位決定方法
1.当該クラブ同士が対戦したゲームのみでの勝率が高いクラブ
2.当該クラブ同士が対戦したゲームのみでの得失点差が多いクラブ
3.当該クラブ同士が対戦したゲームのみでの1試合の平均得点が高いクラブ
4.リーグ戦全日程における得失点差が多いクラブ
5.リーグ戦全日程における1試合の平均得点が高いクラブ

 

 

B1第19節 GAME2
広島ドラゴンフライズ 63–66 アルバルク東京
1Q: 17-18
2Q: 18-14
3Q: 11-15
4Q: 17-19

 

【スターター】
広島:寺嶋良、辻直人、船生誠也、ケリー・ブラックシアー・ジュニア、ドウェイン・エバンス
A東京:藤永佳昭、安藤周人、ザック・バランスキー、セバスチャン・サイズ、ライアン・ロシター

 

【主なスタッツ】
◆得点
寺嶋良 21得点
ドウェイン・エバンス 16得点
ケリー・ブラックシアー・ジュニア 12得点
◆リバウンド
ケリー・ブラックシアー・ジュニア 11リバウンド
アイザイア・マーフィー 5リバウンド
ドウェイン・エバンス 3リバウンド
◆アシスト
アイザイア・マーフィー 3アシスト
ドウェイン・エバンス 3アシスト
寺嶋良 2アシスト

 

試合後のアルバルク東京 、デイニアス・アドマイティスヘッドコーチの最初のコメントが全てを物語っていた。

 

「きょうは本当に素晴らしいゲーム内容だった。特にディフェンス。しっかり守れたことがポイント。それとインサイドでの得点、それとリバウンド。きのうもこのふたつで相手を上回り、きょうもうまくいった」

「広島さんと今回対戦するにあたり、選手に最初に伝えたのは、アベレージ85得点とオフェンス能力が高い相手なので85点以上取られたら負け、逆に85点から70点以下に抑えたら必ず勝てるということ。きのうは71点、きょうは63点に抑えた。我々は怪我人が多く苦しい状況で、オフェンスでうまく行かない中、しっかりディフェスを固めることができた」

 

GAME1のひろスポ!記事の中では次のようにも記しておいた。その話をこの日は相手の指揮官自らが口にしたことになる。

 

 

<この対戦を終えてアルバルク東京は…
31試合で2443得点、2183失点、得失点差+260。

広島ドラゴンフライズは…
同2625得点、2379失点、得失点差+246。

アルバルク東京の方が出入りの少ない戦いをしていることが分かる。言い換えれば”勝ちを拾う”のが巧い。さすがはB1を代表する猛者である。>

 

GAME1のあと寺嶋良は「最後なんてほんとに立ってるのがしんどいくらい出し切って負けたのでなんかそんなに嫌な感じで負けたのではくて、もう切り替えて明日戦えるスッキリした感じはあります」と話してGAME2への自信をのぞかせていたが、この日の会見では声の張りが失われれいた。

 

ひろスポ!GAME1記事
アルバルク東京 、さすがに「隙なし」、広島ドラゴンフライズはニック・メイヨ、寺嶋良、中村拓人ら奮闘もついに連勝「9」でストップ… | 【ひろスポ!】広島スポーツニュースメディア (hirospo.com)

 

GAME1で1得点に終わったドウェイン・エバンスはチーム最長の出場タイム30分44秒で16得点だったが、やはり会見では元気なし、だった。

 

ドウェイン・エバンス
両日3点差での敗戦でただただ悔しい。気を引き締めて次節へ臨みたい。

 

寺嶋良
前半から粘りながら戦っていて、離されないように必死になっていた。広島のやりたいバスケは、突き放して余裕をもってプレーをすることだが、チームで守りに入っている部分があり、1試合を通して広島らしさを出すことができなかった。連敗は今シーズン初めて。プレーオフに出場して、チャンピオンシップに出場して、アルバルク東京に勝つという気持ちを持って戦っていきたい。下を向いている時間はないので切り替えて頑張りたい。

 

前半を終えて35-32。GAME1は35-34。鏡を見るような2戦目ではあったが第3クォーターでさらに相手の強さを思い知らされることとなった。

 

GAME1は15-20、この日は11-15。

 

前半で10得点の寺嶋良は2得点、同じく10得点のドウェイン・エバンスも2得点だったのである。

 

ハーフタイムは15分間。この時間の使い方、さすがはアルバルク東京…と同じセリフを口にするしかない。

 

ゲームスコアで見ると…

 

フィールドゴール成功率は広島38・6%、東京38・5%
スリーポイントシュート成功割合は広島17/2、東京16/4
フリースロー成功割合は広島22/17、東京16/12

 

際どい数字が並ぶ中、トータルリバウンド数はGAME1の24対47から33対43、改善は見られたがその差がやはり勝敗に直結した。

 

ただしこの数字は怪我人続出でこの日、8人で戦ったアルバルク東京の状況を差し引いておく必要がある。広島ドラゴンフライズは11人が出場した。

 

8人の中には先ごB3の金沢武士団から期限付き移籍で獲得したイホール・ボヤルキムもいる。ウクライナ出身のイホール・ボヤルキムは、182センチ84キロのポイントガード。ロシアのウクライナ侵攻によって競技を続けるのが困難となり、2022年8月に来日した。この日の出場タイムは21分5秒で、寺嶋良、中村拓人と”がっぷり四つ”に組んだ。

 

アルバルク東京で最長タイムをマークしたのは206センチの帰化選手のライアン・ロシターで、16得点もやはりチーム最多だった。(記事扉の画像参照)

 

中村
中村拓人のマークを振り切ろうとするイホール・ボヤルキム

ドウェイン・エバンス
インサイドでのせめぎ合い、ドウェイン・エバンス奮起も…

 

B1のリーグ戦全60試合の内訳は同一地区の7クラブと各4試合、他地区の計16チームと各2試合。実はまだ広島ドラゴンフライズは島根スサノオマジック戦を4試合残している。

 

1ゲーム差で3位に迫ってきた名古屋ダイヤモンドドルフィンズとも3試合を残す。4位で足踏み中の強敵、琉球ゴールデンキングスともやはり3試合を残している。

 

しかも5月のリーグ戦終了までラスト1カ月でこの3クラブとは計8試合も戦うことになる。

 

今節での連敗はわずかながら西区地で保ってきた広島ドラゴンフライズの優位性が失われたことを意味する。

 

この日の63得点は今季最少。一度、崩された攻撃のリズムをどう取り返すか?次節は敵地に乗り込み、4連勝で勝率5割に戻した宇都宮ブレックスと対戦する。

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