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2023年02月18日
編集部

Jリーグ30周年、エディオンスタジアム広島ラストシーズンのサンフレッチェ広島の開幕戦はVARの不調?でスコアレスドロー、でも見るべきものもたくさんあった…

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サンフレッチェ広島 開幕 23年
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    飛翔会

  • 2

    ダグ

  • レッドヘルメット

画像は開幕戦ゲーム前のエディオンスタジアム広島

 

明治安田生命J1リーグ 第1節(2月18日午後2時3分キックオフ、エディオンスタジアム広島)

 

サンフレッチェ広島 0−0 北海道コンサドーレ札幌戦
天候/気温/湿度 雨/10・1度/90%

サンフレッチェ広島先発(途中出場)
GK大迫敬介
DF塩谷司
DF荒木隼人
DF佐々木翔
MF中野就斗(84分柴﨑晃誠)
MF松本泰志(67分エゼキエウ)
MF野津田岳人
MF東俊希(84分松本大弥)
MF満田誠
MF川村拓夢
FWナッシム ベン カリファ(67分ピエロス ソティリウ)
(ベンチ入り)
GK川浪吾郎
DF志知孝明
DeNA住吉 ジェラニレショーン

 

Jリーグ30周年、2月18日、雨のエディオンスタジアム広島、サンフレッチェ広島の開幕戦。

 

 

大事なことから先に言う。

 

 

広島広域公園陸上競技場。決してサッカー場ではない。最初は「広島ビッグアーチ」の呼称を有していた。

 

 

1992年10月のAFCアジア杯が施設のこけら落としになった。アジアの大砲、高木琢也、そしてボランチ森保一…Jリーグが誕生する前の話、だ。

 

 

当時から広島ではサッカースタジアムの必要性が言われ続けてきた。それが、やっと2024年2月に完成する。時間がかかり過ぎた。オリジナル10、サンフレッチェ広島の歴史を「スタジアム問題」が大きく変えてしまった。楽しみにしていながら、新スタジアムに間に合わなかった人たちのこをを想えば、ある意味これは罪だ。そのことに異論を挟む者はいないだろう?

 

 

「ありがとう、エディオンスタジアム広島」

 

 

その正面入り口に撮影用の幕が用意された。30歳以下のサポーターも大勢、写真に収めていた。彼ら、彼女たちは「スタジアム問題」の迷走を知らない…

 

 

大事なことを、もうひとつ。いつもの笑顔で乗り込んできたミハイロ・ペトロヴィッチ監督率いる北海道コンサドーレ札幌との開幕戦は贔屓目に見るからだろうけども1-0で勝っていた。もしかしたら3―1ぐらいの試合だったかもしれない。

 

 

サンフレッチェ広島のシュート数は北海道コンサドーレ札幌の5本の倍以上の13本。でもスコアレスドロー。開幕戦までの練習マッチ9戦ノーゴールと苦しんだ佐藤寿人の後継者、11番満田はシュート1本…。試合新たに背番号8をつけた川村は頭も含めて5本も打った。いずれもいい動きだった。

 

 

そのうちの1本、後半29分の左CKから。野津田のクロスを佐々木がニアでつなぎ、ファーサイドの川村が頭で相手GK菅野孝憲の足元に叩きつけた。

 

 

この一撃はゴールラインを完全に割っているように中継動画のスローでも確認できるし、そのおよそ7メールのゴールライン沿いでカメラを構えていたひろスポ!取材班もそう確認できた。だって目の前だもの…

 

 

「ゴール確認中」→「得点なし」

 

 

VARに関する大型映像装置の表記とともに何もなかったように試合は続いた。Jリーグでははゴールラインテクノロジーが導入されていない…

 

 

後半45分、北海道コンサドーレ札幌の左ウイング、菅大輝の放った左45度からのグラウンダーがペナルティエリア内を横切って右ポストを直撃。サンフレッチェ広島は命拾いした。飛び込んだ大迫敬介の指先はまったく届いていなかった。荒木とともにこの試合がJ1通算100試合目。記念すべき日に負けないですんだ。

 

 

試合後の会見でミハイロ ペトロヴィッチ監督は「内容もチャンスの数も広島が上、ゴールキーパーが決定機を防いでくれた。よく戦い1ポイントで満足」と話した。

 

 

ミヒャエル スキッベもまたこう振り返った。

 

 

「まずは最後に相手が作った決定機…負けないで良かった。相手ゴールキーパーが数多くのピンチを見事に防ぎ続けていた。でも、もしかしたらひとつは入っていたかもしれない」

 

 

後半は特に雨脚が強まり、互いに強いボディコンタクトを繰り返す肉弾戦になった。北海道コンサドーレ札幌のコンタクトプレーの中には明らかに行き過ぎたものもあったが、それも敵地での開幕戦に賭ける意気込みとして理解できる。

 

 

最後に、声出し応援復活で盛り上がるサンフレッチェ広島サポーターを背にキックオフと同時に右サイドでの上下を繰り返した浅野雄也の“雄姿”にほっとしたファンも多かったはずだ。

 

 

広島ではいいことも、大変なこともあったけど、思い出の詰まったエディオンスタジアム広島のピッチの上で輝けることは大切なこと、だ。(ひろスポ!広島スポーツ100年取材班)

 

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