広島市松井市長と久保会長「エディオンピースウイング広島」新サッカースタジアム呼称発表で「笑顔」じゃないからまさかの撮り直し…「基町×紙屋町がダメになる日」第2章の幕上がる

2023年06月12日: 編集部

画像（上）は”笑顔”の松井市長（左）と久保会長

エディオンピースウイング広島

こちらは「撮り直し」前の松井市長と久保会長

サンフレッチェ広島サポーター、広島県民待望の新サッカースタジアムの「命名権契約締結式」が6月12日、広島市役所本庁舎10階の市長公室で行われた。スタジアムの呼称「エディオンピースウイング広島」（EDION PEACE WING HIROSHIMA）も発表された。

スタジアムの条例上の正式名称は「広島サッカースタジアム」で、城南通りを挟んですぐ北側に広島グリーンアリーナ、祇園新道を挟んで東側に広島城、西側には河岸緑地と旧太田川という好立地。サンフレッチェ広島のホームスタジアムとして使用され、広くサッカー競技、イベントで利活用される。

契約締結式には市側から松井一実市長、藤岡啓太郎都市整備局長、古谷勝美スタジアム建設部長、藤川スタジアム調整担当課長が出席、命名権取得者側から株式会社エディオンからは久保允誉代表取締役会長、山崎徳雄取締役副社長が出席した。

スタジアム建設事業主体の広島市は新サッカースタジアム命名権者を3月24日から5月8日まで公募した。命名権料は１年につき１億円以上（応募者金額）。呼称使用期間は２０２４年２月１日のスタジアム供用開始日から５年以上。

応募者してきたのは、サンフレッチェ広島筆頭株主で広島市安佐南区の広島広域公園陸上競技場の命名権（エディオンスタジアム広島）を取得中の株式会社エディオンだけだった。

松井一実市長と久保允誉代表取締役会長が契約書に署名したあと、テレビカメラ用に「エディオンピースウイング広島」の名称が記されたパネルを手にした記念撮影があった。

契約によると呼称使用期間は「令和６年２月１日～令和16年１月31日の10年間」。広島市は命名権料で得た収入を施設の修繕費に充てる。

久保允誉代表取締役会長の話

私はちょうど、旧広島市民球場跡の真向かいで生まれまして、旧広島市民球場跡とスタジアム建設中の中央公園でほんとに毎日のように遊んでおりまして、そういうところにサッカースタジアム建設され、そしてまた命名権を契約できたことをたいへん嬉しく思います。

スタジアムを通じてより地域に貢献できて、みなさまにスタジアムに足を運んでいただいて新たな夢を持っていただければと思っています。

恒久平和を願う平和の翼ということで、ピースウイング広島とさせていただきました。またスタジアムから平和を発信できるよう、いろいろな形でイベント等を通じながら広く伝えていきたいと思っています。

………

この日の契約締結にこぎ着けるまで、国際平和文化都市におよそ相応しくない紆余曲折があったことは広く知られているが、ハレの場であるから、ひろスポ！としても心から祝福したい…ところだが、ぜんぜんそういう気になれない。

なぜか？

それを書き始めると長くなるので次回に譲る（ひろスポ！・スタジアム・松井市長で検索すればネットで「真実」がいくらでも閲覧できる）が、実はこの日の会見の最後の方で不思議なことがあった。

松井市長と久保会長の2ショットが終わり、参加者全員での記念撮影も終わったタイミングで「笑顔じゃなかったのでもう一度お願いします」という異例のリクエストが撮影側から出されたのである。

普通じゃありえないことだ。

ひろスポ！から言わせてもらえば「笑顔」になれない理由はごまんとある。

なお、広島市が記者クラブに配った資料には「命名権取得者によるぶら下がり取材対応あり」となっていたが、久保会長は所要のため、ぶらさがりに応じることなく会場をあとにした。

ひろスポ！連載中で、万単位のアクセスがある「基町×紙屋町がダメになる日」第2章の始まり、である。（ひろスポ！デルタルハンター班＆田辺一球）

※デルタルハンター…パソコン１台を武器にネット上のオープンソースからデーモン・プーチン（ひろスポ！造語）のような地上に存在する災いや巨悪の動きを正確に暴くデジタルハンターを模した造語である。広島市は三角州（デルタ）上に形成されており、デルタルハンターはネット上の情報と街中などで集めた情報を総合的に勘案してそれを記事にまとめる。

本家のデジタルハンターはNHKで再三取り上げられており、インターネット上にある情報、画像、動画などを検証して、事件・事故・国際紛争などにおける事実を導きだす、オープン・ソース・インベスティゲーション（公開された情報源の調査）で、暴かれる真実の大半が権力者側にとっての「不都合な真実」である。

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（２０２３年４月16日掲載）

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