画像の中央、上野真実
サンフレッチェ広島レジーナは10月14日(土)午後6時から神奈川県川崎市中原区の等々力陸上競技場でWEリーグカップ決勝に臨む。
対戦相手はアルビレックス新潟レディース。
表彰は優勝 10,000,000円、WEリーグカップ、2位は5,000,000円。
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サンフレッチェ広島レジーナ、10・14WEリーグカップ決勝で女王の座目指す | 【ひろスポ!】広島スポーツニュースメディア (hirospo.com)
WEリーグカップのグループリーグ(8月26日~10月Ⅰ日)は全12チームをAとBの2グループに分けて総当たりで行われた。Aグループのサンフレッチェ広島レジーナは5戦4勝1分け勝ち点13の1位で決勝へ進んだ。Bグループのアルビレックス新潟レディースは2勝2分け1敗の勝ち点8で勝ち上がってきた。
この戦績に加えてサンフレッチェ広島レジーナにはプラス材料がある。2大会連続3度目の金メダルを獲得した杭州アジア大会女子サッカー競技(中国/杭州、9月19日から10月7日)に出場した上野真実と中嶋淑乃が10月10日チームに合流した。アルビレックス新潟レディースは杭州に代表を送り込んでいない。
グループリーグ第1戦から第4戦に出場したあと代表ユニホームに着替えたふたりの杭州アジア大会での活躍には際立つものがあった。
杭州アジア大会結果
グループリーグ
バングラデシュ戦 〇8―0…中嶋淑乃は中盤左で先発。前半終了間際のシュートでハンドを奪い、これを塩越柚歩(三菱重工浦和レッズレディース)が決めて4-0。上野真実は後半途中から出場。
ネパール戦 〇8―0…3-5-2システム。2トップは上野真実と大澤春花(ジェフユナイテッド市原・千葉レディース)。上野真実のゴールなど5-0で折り返し。後半40分から中嶋淑乃も出場、ゴールしたかに思われたがオフサイド。
ベトナム戦 〇7-0…FWは左が中嶋淑乃、右が島田芽依(三菱重工浦和レッズレディース)でスタート。後半は上野真美と大澤春花の2トップで圧勝。
無失点でグループリーグを通過して準々決勝
フィリピン戦 〇8-1…4-2-3-1システム。大雨の中でもゴールラッシュ。後半から上野真実と大澤春花の前線となり上野真実はPKを含む4ゴール。
準決勝・中華人民共和国戦 〇4-3…中盤は中嶋淑乃、塩越柚歩、山本柚月(日テレ・東京ヴェルディベレーザ)。前半12分、中嶋淑乃が先制ゴール。4-1で折り返し。後半は上野真実と大澤春花の前線。上野真実は塩越柚歩からキャプテンマークを引き継ぐ。1点差で逃げ切り9大会連続のメダル決定。
決勝・北朝鮮民主主義人民共和国戦 〇4-1…3万7166人の大観衆。準決勝と同じメンバーが先発。前半10分、日本最初のシュートを中嶋淑乃が放ちこれが先制ゴール。右サイドの山本柚月からのアーリークロスをダイレクト!38分に追いつかれて1-1で折り返し。後半は上野真実と大澤春花の2トップ。後半21分に左CKから勝ち越して主導権を握りその後も加点。
中嶋淑乃は大会後の日本サッカー協会のインタビューで「金メダルが取れて最高です。帰国したらこのままWEリーグカップの決勝戦も得点して、そちらも絶対優勝したいと思います」とコメントした。
さらに元気にチームに合流すると、サンフレッチェ広島レジーナ公式Xでも「今までしたことのない経験をできましたし…、このチームで優勝できて本当に良かったなと。そのまま、一週間に2回も優勝を経験できることはないので絶対に優勝できるよう頑張りたいと思います」と話した。