画像は菊池が見守る中、マツダスタジアムで異次元の打球を放つ西川龍馬
新井カープ、1年目の戦いは甲子園でのCSファイナルステージ3戦3敗という形で終わった。
試合終了からほどなくしてネット上には各メディアの関連記事がそれぞれアップされた。
余談だが10年くらい前までは、ネット媒体がプロ野球関連記事をアップしたらスポーツ新聞記者が激しいクレームをつけていた。それが今では試合の最中でもこぞってネットにアップする。いい加減なもんで、マスメディアとはその程度。要するに先が読めていない。放送局もしかり。ネット全盛時代に放送外収入を必死で探ろうとしても、いいアイデアは浮かんでこない。長年、胡坐をかいてきたツケが回ってきている。
10月20日夜以降、新井さん&広島関連記事を見渡してきた。21日午前9時の段階で、試合結果とサイドネタ以外では、どの社も広島ナインのFA関連について小さく触れている。
上本崇司と磯村嘉孝は残留の意思を示し、中崎翔太は熟考、西川龍馬は黙して語らず、なのだそうだ。
結論から言えば、このあと何等かのタイミングで”龍馬オリックスへ”の見出しとともにFA移籍だろう。
ひろスポ!では1年前の2022年10月14日に次の記事をアップした。
カープの西川からオリックスの西川へ?夕刊フジ報じる…渦中の人は新井新監督報道に「驚いた!」だけ… | 【ひろスポ!】広島スポーツニュースメディア (hirospo.com)
この記事は2022年10月13日にzakzak by夕刊フジが「オリックス、日本一なら吉田正尚は米挑戦 浮いた資金で広島・西川龍馬&西武・森友哉獲得へ」のヘッドラインでアップした記事を参考にして作成したものだ。西川龍馬の凄み、についてはここでは改めて触れることはしない。この記事でもその魅力が紹介されている。
サンケイグループは頻繁にカープネタで特ダネを抜く。秋山翔吾の“広島移住計画”もサンケイグループの独走状態だった。(無論、ひろスポ!も他媒体に先んじた)
今回もサンケイグループからは独自の報道があった。きょう21日午前6時ごろのタイミングで、今オフでFAになる米大リーグ、ミネソタ・ツインズのマエケン(前田健太)に関して、広島は大瀬良大地、九里亜蓮、床田寛樹、森下暢仁と先発のコマが揃い、26日のドラフトでも即戦力右腕の常廣羽也斗(青学大)を指名する予定なので「獲得に消極的」なのだという。
だが、ドラフト1位指名は競合するはずでどう転ぶか分からない。さらに5月と7月に相次いで海外FA権を獲得した大瀬良大地や九里亜蓮がこの先いなくなったらどうする?かという話にもなる。
来季、6年連続の開幕投手を目指す大瀬良大地は別としても、海外志向などの強い九里亜蓮の場合は、球団側の提示条件しだいではどんな展開になるか、予想不能…
西川龍馬に関しては、おそらく1年前の今頃、就任会見を終えた新井貴浩監督との間で“一緒に優勝、日本一を目指そう!せめて1年だけでも、誠也のいない打線、お前がおってくれんと困るんよ…”的な話になり(全部、想像です…)、12月の契約更改では4400万円アップの1億2000万円、単年でサイン!2月の日南キャンプではロングティで打力にパワーを“充電”して、開幕後は実際に五番や四番や三番を打つ“クリーンアップの龍馬”が打線を引っ張ってきた。
クライマックス・シリーズも四番でスタート。10月15日のファーストステージ第2戦では初回に今永昇太から先制ソロをかっ飛ばした。
だが、岡田阪神の壁は高く「新井さん」との夢を果たすことはできなかった。
同時進行でロッテとファイナルシリーズを戦うオリックスは「突パ」に王手をかけ、きょう21日夜にも連続日本一を目指すステージに立つことになる。プロ野球人生は一度きり。阪神は今回、38年ぶりの日本一を目指す。広島は1984年の3度目の日本一以来、これで39年も日本一から縁遠い存在になっている。(ひろスポ!取材班&田辺一球)