画像は未知のステージ、ファイナルの横浜アリーナ大型映像装置に映し出された朝山正悟ら広島ドラゴンフライズベンチ
日本生命 B.LEAGUE FINALS 2023-24 GAME1(5月25日、横浜アリーナ)
広島ドラゴンフライズ 62-74 琉球ゴールデンキングス
1Q:16 -24
2Q:9-19
1Q:18-19
2Q:19-12
広島ドラゴンフライズの選手、スタッフ、ヘッドコーチの目に、夢にまで見たBリーグ王者を決める舞台はどんなふうに映ったか?
試合後の共同会見は敗戦チームから始まる。カイル・ミリングヘッドコーチは言った。
「相手にいいスタートを切られてしまった。俺たちがチャンピオンチームなんだ、というところを見せつけられた気がする。アグレッシブに来られて、終始押され続けた。第4クォーターを除いては…」
記者から横浜アリーナの空気感を聞か「浮足立つようなことは?」と振られた山崎稜はこう答えた。
「そうですね…少なからずあったと思います・僕自身は思ったよりアリーナの空間を大きく感じなかったし、ビッグ舞台という感じじゃなかったのですがチームメイトはどうですかね?」
第1クォーター、その入りで明らかに前年王者の前に広島ドラゴンフライズの動きは硬かった。第2クォーターは9得点止まり…
コート上の5人の中の複数人がガチガチだと俯瞰して見ていると全体がギクシャクしていることが良く分かる。「チームオフェンスが停滞している時間がかなり長かったんで…」(山崎稜)アクセル踏むのか?ブレーキか?どっちやねん?と…
第4クォーター、スリービッグのスイッチディフェンスからリズムをつかみ一時は19点差を8点差に縮めたが、そのあとまた相手の3ポイント攻撃の前に流れを手放した。
さすが前年王者。大舞台に強い、前半で3ポイントシュート7本を沈みめてきた。後半は最初大人しかったがけっきょく8本決められた。
だが、まだ終わらない。
幾多の困難を乗り超えて、B1の24クラブでその頂きに立つ権利を有する者は2クラブだけ。
「反省して、あすはスタートから落ち着いてできれば…」(カイル・ミリングヘッドコーチ)
「横浜アリーナはすごくホーム感が出ていてアドバンテージになりました。この横浜でそういう雰囲気は出たからこそシュートが入った」(3ポイントシュート5/8を沈めて15得点の琉球ゴールデンキングス・今井佳太)
「すごく落ち着いているなぁって思いました。スタートのメンバー、クロージングのメンバー。大舞台で慌てず落ち着いてプレーしているなと…」(会見で3年連続のファイナルでチームはどう成長しつつあるか聞かれた琉球ゴールデンキングス・桶谷大ヘッドコーチ)
7割方、琉球ゴールデンキングスブースターで埋まるアリーナの表情が、明日はどんなふうに変わるのか?(ひろスポ!広島スポーツ100年取材班&田辺一球)
ファイナルGAME1主なボックススコア
点は得点・本は3Pシュート成功数・Rはリバウンド数、Aはアシスト数、%はフィールドゴール(2Pシュート+3Pシュート)成功率、出場時間、名前(背番号順)
0点、0本、0R、0A、00・0%、00:11/ロバーツ ケイン
5点、1本、4R、1A、66・7%、21:48/アイザイア・マーフィー
3点、1本、2R、1A、25・0%、12:07/船生誠也
15 点、1本、8R、4A、50・0%、28:32/ケリー・ブラックシアー・ジュニア
0点、0本、0R、1A、00・0%、11:34/上澤俊喜
5点、1本、2R、2A、40・0%、27:42/中村拓人
7点、0本、2R、2A、22・2%、22:37/ドウェイン・エバンス
10点、0本、5R、0A、50・0%、17:56/河田チリジ
7点、1本、2R、4A、37・5%、28:51/ニック・メイヨ
10点、3本、3R、1A、30・0%、28:42/山崎稜