画像は、原爆ドーム前と流れを共有する本川にSAMURAI BLUEを浮かび上がらせるエディオンピースウイング広島(miyakoさん提供)
2月に開業した広島の新たな舞台装置、サッカースタジアム「エディオンピースウイング広島」で6月11日、広島人待望の日本代表戦が開かれた。
広島での代表戦は2004年7月、当時の広島ビッグアーチ(広島市安佐南区、2013年1月からエディオンピースウイング広島、今年3月1日からホットスタッフフィールド広島の呼称)で開催されたキリンカップのスロバキア代表戦以来、20年ぶり。
代表戦は本来、4万人以上の収容能力を有する「クラスS」でなければ開催できない。
Sクラスでは、FIFAワールドカップ本大会、日本代表戦(ワールドカップ地域予選)が開催され、その下のクラス1(2万人から4万人)にカテゴライズされるエディオンピースウイング広島では、AFCチャンピオンズリーグや日本代表戦の中でも親善試合、女子ワールドカップ本大会などの開催が可能となっている。
ところが今回は森保一代表監督の存在と、日本サッカー協会への広島県サッカー協会からの強い働きかけと、平和発信機能を有する「平和の翼」の誕生によって、2万8500人規模のエディオンピースウイング広島でのワールドカップ地域予選開催の夢が現実のものになった。
県協会の古田篤良会長は「広島でワールドカップ予選が開催されるのは、これが最初で最後になるかもしれん、というぐらいの日になった」と感無量で話し、試合当日はVIPルームで多くの関係者と懇談し、代表戦開催の意義を噛み締めた。
森保一監督にとっても、広島の人たちにとっても、日本サッカー協会とSAMURAI BLUEにとっても特別な日となった2024年6月11日。
その記念すべき”表情”を記録しておく。
キックオフを6時間後に控えたエディオンピースウイング広島、手前の本川は画像奥(南側)へと流れ、不鮮明ですがが原爆ドームと一体のランドスケープを作っています
6月11日午後になると、平和記念公園内では代表ユニホームを着たサポーターの姿が多く見られました
街なかに当り前のように代表ユニサポーター…泣けます…広島人として…
午後2時ごろにはエディオンピースウイング広島周辺は大変な混雑に…
特に公式グッズは超人気で、飲食ブース前にも長い列ができましたが、みんな幸せそうでした…
入場スムーズ
さっそくフェイスシールを受け取ります
準備完了です!
広島市内から来たカップル、とっても楽しそう…
VIPルームもちょっとのぞいてみましょう
VIPルームで演奏するビオラ奏者の沖田孝司さんと妻の千春さん。1年前のG7広島サミットや2月のエディオンピースウイング広島こけら落としのプレマッチでも演奏しました。この日も森保一監督からのリクエストで、ゲーム前のピッチで自作の「We Love The EARTH from HIROSHIMA」を奏で、その歌声を披露しました。
立錐の余地なし…
大型映像装置上、エディオンピースウイング広島の「エディオン」部分にはカバー、国旗などの掲揚は、先のトラブルを受け、この位置に移されました。そして映し出されたのはシリア代表選手。日本ではアレッポ石鹸でも知られるシリアは、内戦が続き多くの問題を抱えたまま、国内は混迷の一途となっています。シリア代表選手たちは「平和の翼」をピッチから見上げながら、どんな思いを巡らせたのでしょうか…
VIP席からの風景、午後7時10分のキックオフを控え、選手入場を待つサポーター
選手が入ってきました、また泣ける…
しかも開始早々からSAMURAI BLUE優勢、早々と先制ゴール、また泣けます…
スタンド、ぱつぱつ状態
さあいこうぜ世界へ、輝け俺たちの誇り、森保、ニッポン!オオオーッオー
スタメンの大迫敬介選手に続いて川村拓夢選手も途中出場、指揮官もサンフレ、選手もサンフレ、幸せ過ぎます
スタンドも「待ってました!」と大歓声!
SAMURAI BLUEとともに…
5-0快勝にスタンドも沸きます
とっても楽しかったです!と顔に描いてあります、森保一監督が一番大切にするのが、そんな「笑顔」ですから…
SAMURAI BLUEに輝くエディオンピースウイング広島、またいつかきっと…