画像はJ1リーグ第31節、横浜F・マリノス戦、激弾6発快勝のサンフレッチェ広島ワンシーン(エディオンピースウイング広島)
広島県民、カープファン、サンフレッチェ広島サポーターが願っていた、カープとサンフレの同時優勝の夢は儚く消えた。
メディアはいい時には大きく取り上げても、そうでなければ見向きもしない?
ひろスポ!は振った話題には責任を持ち、その結末も記す。
カープとサンフレッチェ広島は8月31日、それぞれのホームスタジアムで「同時首位浮上」のメモリアルデーを広島スポーツ100年史に刻んだ。その時点でカープは残り29試合、サンフレッチェ広島は残り9試合…
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しかし、それからわずか11日後、事態暗転…9月11負、両チームはともに本拠地で手痛い一敗…
カープは9月に入って2勝6敗と急ブレーキがかかり2位に後退すると、この日の巨人戦では2対0の九回、9点を失い逆転負けとなった。その信じがたいような展開は、今季の優勝の目がほぼ消えたことを意味していた。首位巨人までは3差となり、3位阪神とは0・5差、4位DeNAも2・5差と下手すりゃBクラス、というところまで追い込まれた。
サンフレッチェ広島の方は9日のJリーグ・YBCルヴァン・カップ 準々決勝第2試合をPK戦の末に落としてひとつ目のタイトルを逃すと、この日は第104回天皇杯全日本選手権 準々決勝のガンバ大阪戦に1対2のスコアで敗れた。消わずか4日間でタイトル2つを失った。
上記記事は、<わずか11日で天国から地獄?へ…赤と紫のリバウンドメンタリティが試される。>の一文で結ばれていた。
そして迎えた9月23日のJ1リーグ第31節、サンフレッチェ広島はエディオンピースウイング広島に横浜F・マリノスを迎えて6-2のスコアで快勝!前日22日の試合でスコアレスドローに終わって終わっていた暫定首位のFC町田ゼルビアと勝ち点59で並び、得失点差で首位に返り咲いた。
サンフレッチェ広島はそのFC町田ゼルビアと28日、ホームで命運を懸けた決戦に臨む。エディオンピースウイング広島誕生という広島スポーツにとってのメモリアルイヤーに、最高の舞台が用意されたことになる。
一方のカープは24日の中日戦(バンテリンドームナゴヤ)に敗れて、レギュラーシーズン9試合を残して優勝の可能性がゼロになった。しかも3位のDeNAに0・5差の4位に甘んじており、CS出場、そしてCSからの日本一へ向けてのリバウンドメンタリティが今度こそ試される。
なお、サンフレッチェ広島は9月の公式戦5試合で12得点、1試合平均2・4得点。
カープは同じく20試合で49得点、1試合平均2・45得点と、ほとんど変わらない…
シーズン途中加入の新鮮力が爆発的な攻撃力を見せるサンフレッチェ広島と、開幕前に期待されていた長距離砲ふたりがシーズン半ばで契約解除となったカープ…シーズン勝負どころで両者が明暗を分けることになったのは、クラブ・球団の外国籍選手補強策の差と言えるだろう。(ひろスポ!広島スポーツ100年取材班&田辺一球)