画像は、かつて迫田穆成さんが座っていた席から見る竹原高校グラウンドの風景(資料写真)
竹原高校、甲子園への道…広島県高校野球連盟は11月8日、来春の第97回選抜高校野球大会(日本高野連など主催)の「21世紀枠」県推薦校に、竹原高校を選んだと発表した。同校はこれまで春夏を通じて、甲子園出場はない。県推薦校になるのも初めて。
選考理由は次の通り。
・今秋の広島大会で37年ぶりベスト8入り
・その広島大会では1回戦の武田戦で9対1、7回コールド勝ち、2回戦の井口戦も9対2、7回コールド勝ち、続く準決勝では県内3位となって先の中国大会に出場した盈進に2対8で敗れたが、好成績を収めた
・野球部創部は1946年とかなり古い、その歴史の中で、現在の2年生は昨年12月に逝去した名将と目される迫田穆成さん(前竹原監督)の最後の教え子たちであること
……
迫田穆成さんが突然、帰らぬ人となったのは昨年12月1日、葬儀・告別式は12月4日だった。
それからもうすぐ1年になる。
竹原高校は迫田穆成さんのあとを引き継いだ同校教員の天野耕平監督の下で、前監督の思いを胸に甲子園を目指している。この夏の広島大会も熱戦続きで、3年生は迫田穆成さんへの感謝を胸に引退した。
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なお、竹原高校がセンバツに出場するためには、次の中国地区での選考で地区推薦校になる必要がある(昨年の中国地区推薦校は岡山城東高校)。そして最終的には全センバツ出場校を決める選考委員会(来年1月開催予定)で、全9地区の推薦校の特性などが比較検討され、2校に21世紀枠が与えられる。