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2025年07月19日
編集部

王者広陵に挑んだ竹原コールド負けも一矢…広島商、盈進、広島工、広島新庄、瀬戸内8強進出~第107回全国高校野球選手権記念広島大会第9日(7月19日)

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竹原
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画像は広陵相手に1点を返し、喜ぶ竹原ベンチ前の様子

 

第107回全国高校野球選手権記念広島大会第9日(7月19日)

 

8強を決める4回戦8試合が4会場あった。シード校の広陵と広島新庄はともにコールド勝ちした。両者は準々決勝で対戦する。同じくシード校の盈進は延長10回タイブレークで呉港を振り切った。

 

同じくシード校・瀬戸内と近大福山もベスト8へ。しかしシード校・尾道は広島工に押し切られた。ノーシードから6年ぶりの夏Vを目指す広島商は如水館を押し切った。

 

 

<ぶんちゃんしまなみ球場>
崇  徳 000 152 1・9
総合技術 000 000 0・0
(7回コールド)

 

2回戦で第3シードの尾道商に完封勝ちした崇徳は3回戦で昨夏ベスト8の海田も7-2のスコアで撃破。その勢いでこの日も15安打で全得点を叩き出し、投げては脇本晃寿→油浦丈の継投で2年生左腕の徳丸凛空を温存した。総合技術は3安打で四球出塁もゼロと攻め手を封じられた。

高校野球

 

広陵 101 020 7・11
竹原 000 000 2・2
(7回コールド)

 

3年連続Vを目指す王者広陵に、“迫田野球”最後の教え子である3年生が主力の竹原が挑んだ。結果は2年連続のベスト16、40年ぶりの8強には届かなかった。

初回、四番・草島絃太のセンターへの大飛球が風に乗って中越え二塁打となりラッキーな先制点を手にした広陵は、三回の二死一、三塁でダブルスチールを決めて加点した。

しかし序盤3回は、ほぼほぼ互角の展開。竹原は二回、四番。中川悠真の左前打と五番・渡邉大也の投手頭上を越えるバント安打で一、二塁として送りバントで一死二、三塁の形を作った。しかし下位打線は広陵の18番左腕・田中丈一郎の前に連続三振…

三回も相手のエラーに乗じて二死満塁として打席には渡邉大也。ジャストミートした打球はライト頭上を襲ったが逆風に押し戻されてキャッチされた。

 

竹原先発は右アンダースローのエース日浦孝太郎。四回はわずか5球で片付けたが六回、先頭打者への四球から2点を失い、11番の森田亘星にマウンドを託しレフトに回った。

だが、頼みの森田亘星も七回につかまり、再び日浦孝太郎がマウンドに上がっても止めることはできなかった。さらに救援登板した2年生の重森葵智と3人でこの回、広陵打線に7連打を許して7失点…

 

それでもその裏、七番・新山要が今度は風関係なしのライトオーバー三塁打で1点を返した。その一振りは、1年の夏から冬にかけて指導してもらった迫田穆成元監督への恩返し…さらに重森葵智も犠牲フライを上げてここまで無失点で来ていた広陵に一矢報いることができた。4月19日、春季広島大会1回戦で広陵と対戦した竹原は初回に2点、二回に3点を失い0-7のスコアで7回コールド負け、だった…

 

今春からチームを率いる竹原・平田大介監督の話
春は最初に5失点したので、終盤勝負というプランでした。ちょっと失点しましたが、まだまだここからよっていうところで、チャンスも最初の方にあったんですけど…まあ、最後は打たれて点を取られたので仕方ないかなと…ただ、迫田さんだったらもうちょっと落ちついてやらせたんだろうなと思います…私も広島商の出身ですけど、こんなに野球を好きな子がよく集まったなと思います。(迫田野球の継承は)苦労というより、幸せでした。

 

<電光石火きんさいスタジアム三次>
広島商 004 000 110・6
如水館 000 000 020・2

 

序盤に一番・西村銀士のランニングホームランなどで4点を先制した広島商が試合の主導権を握った。如水館は2回戦、3回戦で打点を稼ぎまくってきたクリーンアップが封じられて八回、満塁の好機で四番・兼本盛龍が2点タイムリーを放つのが精一杯。昨秋の広島大会決勝で敗れた広島商にリベンジできなかった。

 

盈進 100 120 010 2・7
呉港 001 202 000 1・6
(延長10回タイブレーク)

 

カープOBでもある片岡新之介監督の下で古豪復活を目指す呉港は最後まで3年前の優勝校で第2シードの盈進に食い下がった。四回と六回に2度リードして迎えた八回、犠飛で追いつかれて延長タイブレークへ。先に2点を取られたがその裏、無死満塁から1点を返したがあと1本が出なかった。

 

 

<鶴岡一人記念球場>
広島工 000 320 020・7
尾 道 010 000 000・1

昨夏とこの春ともに4強の尾道が二回に先制しながら完敗した。5投手の継投でかわそうとしたが計17安打を許した。広島工の有井朔永は9回5安打1失点で3戦連続の完投勝ち。三番・伊藤直哉は6打数5安打、九番・木村優太は5打数4安打2打点。

 

広島新庄 500 000 23・10
安  西 000 020 00・2
(8回コールド)

数々のミラクルを起こしてきた安西が初回に5点を先制されながらも六回までは好ゲームを演じた。チームとともに成長した2年生エースの上本幸輝はこの日も15安打されながらひとりで143球を投げ切った。

 

 

<バルコムBMW野球場>
熊 野 010 010 000・2
瀬戸内 000 000 32X ・5

今大会、接戦をモノにしながら勝ち上がる瀬戸内が逆転勝ち。カープOBで長らくコーチとしても活躍した永田利則監督も内心、穏やかではなかったのではないか?春の広島大会では25対1、圧勝だった相手に足技などを使われリードを許すと、3対2と逆転した直後の八回にも二死満塁のピンチを招き、その裏2点を加えて勝負を決めた。

 

広島工大 000 010 020・3
近大福山 000 010 04X ・5

第3シードの近大福山は1対3とリードされた直後の八回、二死一塁から4点をもぎ取り8強に進んだ。

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