画像は広陵旗
第107回全国高校野球選手権記念広島大会第10日(7月20日)
準々決勝4試合が2会場であり瀬戸内は1ー0で広島商にサヨナラ勝ち。広陵は3-1で広島新庄を押し切った。崇徳は広島工に8-1のスコアで8回コールド勝ち。盈進は5-0で近大福山に完封勝ちした。
24日の準決勝は電光石火きんさいスタジアム三次である。第1試合は午前10時からで瀬戸内-崇徳、午後0時30分から盈進-広陵。
<電光石火きんさいスタジアム三次>
広島商 000 000 000 ・0
瀬戸内 000 000 001x・1
際どい試合もモノにして勝ち上がってきた瀬戸内が試合巧者の広島商を九回サヨナラで下して12年ぶりの4強に進んだ。
二回、二死一、三塁のチャンスを生かせなかった瀬戸内はそのあと、よく守りよく耐えた。三回にはエラーから二死一、二塁とされ、四回には一死一、三塁、五回には二死一、二塁、六回も二死二、三塁とピンチの連続だった。”粘投”を続けるエース大町悠人は七回以降、無安打ピッチングで流れを引き寄せた。
迎えた九回裏、瀬戸内の攻撃。広島商ベンチは表の攻撃で代打を起用した関係でサードに交代選手を入れた。先頭の五番・西川剛史の打球はそのサードに飛び、失策がついて無死二塁。代走には竹岡 モハメット意紗。その後、三振とヒットで一死一、三塁として、代打で途中出場していた八番・芝花 歩のセンター返しがピッチャーのグラブの横を抜けてサヨナラ打になった。
8強入りした春の選抜でエースナンバーを背負った広島商の大宗和響はこの夏、10番をつけて大会に臨んだ。そしてこの日は大町悠人と最終回まで投げ合い、120球目で春夏甲子園の夢を断たれた。
広島新庄 000 000 010・1
広 陵 000 012 00X・3
シード校同士の対戦、4年ぶり夏の甲子園を目指した広島新庄が3投手の継投でかわしにかかったが、大会3連覇を目指す広陵に押し切られた。
広島新庄は三回、連続四球と送りバントなどで二死二、三塁として三番・姫野翔太に繋いだが二ゴロに封じられた。五回には先頭の崎田来翔の詰まった当たりが二塁打になったが後が続かなかった。
逆に二、三、四回と毎回走者を出していた広陵打線に五回、二死から盗塁絡みの2連打を許して先に失点した。五回にもエラーが絡みヒット2本で2点を失った。
広島新庄は八回、二死からの連打で1点を返して安打数は互いに4…しかし反撃もそこまでだった。
広陵は1番をつける相原知希をこの日も温存。ブルペンではすごい球を投げている右腕を4強対決まで温存する策を取った。
この日は、中学時代にU15W杯に出場経験があり広陵でも1年から夏の甲子園のマウンドを踏んだ広島市出身の注目の右腕、堀田昂佑。ひとりで114球を投げ切ると、打っては六回に2点タイムリー。強靭な背筋力から繰り出すボールもスイングも超高校級と言っていい。相原知希とのダブルエースは、もちろん甲子園での頂点を見据えたものと言えるだろう。
<ぶんちゃんしまなみ球場>
広島工 000 100 00・1
崇 徳 001 040 12・8
(8回コールド)
広島工のエース有井朔永は3試合連続の完投勝利の勢いで強打の崇徳打線に挑んだが同点の五回に4連打されるなど4失点と力尽きた。前日19日の尾道戦で92球を投げての連投にはやはり無理がある?崇徳は前日の総合技術戦に続くコールド勝ちで2016年以来の4強入りを果たした。
盈 進 000 001 310・5
近大福山 000 000 000・0
2022年大会の優勝校で第2シードの盈進が3投手の継投で完封勝ちした。前日の4回戦で呉港相手に延長10回タイブレークで1点差勝ち。その勢いをさらに加速させ、準決勝では春の広島大会準決勝で敗れた広陵に挑む。
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2024年07月07日
2018年08月28日











