12月17日、広島市議会懲罰特別委員会の採決があり、市議会での松井市長に対する発言が「懲罰」に当たるとされた藤田博之議員(市民改革ネットワーク)に対し「懲罰」を求める声は少なく「懲罰なし」と決まった。
藤田議員は12日の市議会本会議で松井一実市長について、2011年春の市長選で市長を支えていた市議のひとりが複数議員に現金を配ったと発言、さらには藤田議員の自宅を松井市長が訪ね、安佐市民病院移転問題について移転に「賛成すれば目に見える形で恩返しすると言った」と暴露した。
これらの発言が不適切であるとして藤田議員への「懲罰動議」を出した議員7人へ対し今度は藤田議員から「懲罰動議」が出され、こちらは「懲罰」が決まった。ただし一番軽い「戒告」となった。
要するに最初に松井市長を擁護しようと「懲罰動議」を出した議員らが返り討ちにあった格好。
広島市議会はこの日、夜明け前から荒れ模様の広島市内の天候以上の荒れ模様となり、松井市長の下で検討すべき多くの課題はサッカースタジアム建設への道筋も含めてまったく先が見えない状況。
来年、広島は被爆70年目を迎えるが「ヒロシマ」の心を市民・県民がもう一度、深く胸に刻み、恒久平和構築のためにどうあるべきか、また世界とともにどう「推進」していくべきか?
そして、その時に「スポーツ文化」がどんな役目を果たしてくれるのか?あらゆる立場のひとたちが知恵を出し合うべき大切なこの時期に、広島市は取り返しのつかない事態を迎えつつあるのではないだろうか。
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www.sankei.com/west/news/150113/wst1501130020-n1.html
文責・広島新サッカースタジアム取材班