サッカーの天皇杯決勝が1月1日、東京、味の素スタジアムで行われガンバ大阪が2-1で浦和レッズを下して大会連覇を成し遂げた。
ガンバは前半開始早々、宇佐美の切れ味抜群の動きから最後はゴール前のパトリックがヘディング。シュートは右ポストを叩いたが、サンフレッチェ広島を退けた準決勝の鋭さそのままのガンバの攻めを見せた。
押し気味に進めるガンバは前半31分、パトリックがハーフウェーラインを越えたあたりでパスを受け独走。後方からの森脇のスライディングをかわして放ったシュートは西川のすぐ左脇を抜け相手ネットに突き刺さった。
しかしその4分後、今度はレッズがガンバゴール前でボールを繋ぎ、最後は興梠が抑えの効いたシュートを押し込み同点。前半を1-1で折り返した。
後半8分、勝ち越しゴールもパトリック。右コーナーキックを「練習通り」と豪快に蹴り込んだ。
レッズは残り5分前後から猛反撃に転じ、見ごたえ十分の決勝は最後の最後までどちらに転ぶかわからない大接戦となった。レッズの執念が何度もガンバのゴールを割りかけた。最後は前半早々に手に重症を負いながら試合に出続けた槙野がゴール前でシュート…。
しかしガンバはレッズの波状攻撃を跳ね返し、元旦決戦にふさわしい名勝負にケリをつけた。
きたるべき新たなシーズンも、ガンバ大阪、浦和レッズ、サンフレッチェ広島の3者が火花を散らすことになるのだろうか…