6月のW杯の前哨戦、女子サッカーのアルガルベ杯が4日にポルトガルで開幕し、1次リーグC組のなでしこジャパンは初戦でFIFAランキング16位デンマークと対戦した。
前回W杯の覇者でFIFAランキング4位の日本は、GKに広島出身の山根を抜擢。それ以外の10人は4年前のW杯優勝メンバーという布陣で臨んだが、開始2分、ゴール前での受け渡し、連携に硬さが見られる中、一度は山根が阻止した相手のシュートの跳ね返りを最後は相手のFW、S・トロエルスガールに押し込まれあっさり先制を許した。
日本は前半17分、FW大儀見のシュートがポストに当たり跳ね返ってきたところに再度の安藤が詰めて同点に追いついた。
1-1のまま後半に入ると14分、S・トロエルスガールにクロスを入れられラスムッセンに合わせて決勝点を許した。
アルガルベ杯は今大会からルールが変更され、グループA〜Cの各1位のうち成績上位2チームが決勝に進む。よって連勝が要求される中での初戦負けは大きな痛手となり、昨年決勝まで進みドイツに0-3で敗れた日本は早くもグループリーグ突破に黄信号が灯った。
日本は6日に地元ポルトガル、9日にフランスと戦う。